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人体はいくつの骨で成り立っている?:深めろ筋トレ知識!! ストレングス学園 vol.11

ストレングス学園:第11回骨格の基本

カラダ作りに関する知識を深める「ストレングス学園」。第11回は、人体を支え、脳や内臓を保護する役割を担う「骨格」について、数回に分けて学んでいく。

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問1. A〜Eに当てはまる骨の名前をそれぞれ選べ

人のカラダは、いくつもの骨が関節を介して連結した骨格によって支えられている。骨の構造や役割を学ぶ前に、人体にはどんな骨が存在するか、名称とともに覚えよう。

骨格の基本

A鎖骨(さこつ):肩甲骨の肩峰、胸骨と連結し、腕、肩、胸、背骨を繫ぎ留め、それらの動きを補助する役割がある。

B肋骨(ろっこつ):別名、あばら骨とも呼ばれる。左右12対合計24本の骨が、胸から左右の脇、脊柱に連なり胸部を覆い、内臓を保護している。

C尺骨(しゃっこつ):前腕を構成する骨で、橈骨(とうこつ)と平行に並ぶ。上腕骨を受け止め、肘関節を形成する。

D大腿骨(だいたいこつ):人体で最も長い骨で、長さは身長の4分の1程度。骨盤・下腿骨と連結し、体重を支え、歩行や上り下りなど日常動作の要となる。

E脛骨(けいこつ):脛を形成する太い骨で、腓骨(ひこつ)とともに下腿を支えている。膝蓋骨と連結している。

問2. 人間の骨格はいくつの骨から成り立っている?

骨格の基本

正解は① の206個。生後まもない赤ちゃんの骨の数は約300あるが、幼少期に多くの骨が癒合する。

骨格系は「体軸性骨格」と「体肢骨格」の2つに分けられる。頭蓋骨、脊柱、肋骨、胸骨などカラダの垂直軸にある「体軸性骨格」は、脳や心臓、肺といった重要な臓器を守る役割があるほか、骨格筋の付着部でもある。

一方上下肢の骨からなる「体肢骨格」は、関節を中心に回転することで、持ち上げる、走る、投げる、蹴る、打つなどに関わる運動のほとんどが生み出される

人体のなかで最も長い骨は、太腿の大腿骨。最小の骨は、内耳にあるあぶみ骨。触ると柔らかい外耳と鼻を形成するのは骨ではなく、軟骨と呼ばれる柔軟性のある組織だ。

一般的に男性は女性よりも太く長い手足を持ち、女性の骨盤は男性よりも広く、出産に備えて骨盤内部に大きな空間があるといった骨格の男女差もある。

問3. 軟骨の65%以上を占める成分を、次から選べ。

骨格の基本

問2で触れた耳と鼻以外に、関節の骨と骨が繫がっている部分を覆う柔らかい組織を「軟骨」という。関節にかかる衝撃を吸収するクッションとしての役割や、手足の動きをスムーズに動かす潤滑油としての役割を担っている。

成分はおよそ65%以上が水分、次いでコラーゲンが15%5%がヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸など。軟骨は加齢による減少や、体重増加による膝への負荷といった外的要因によって損傷したりすり減ったりするが、骨のように常に生まれ変わるわけではないため一度損傷すると修復されにくい

骨格系にはさらに「」と「靱帯」という2つの結合組織がある。主にコラーゲンからなる腱は、筋と骨の連結部にあたり、筋が骨を引っ張る際に張力に耐えられるようにできている。一方靱帯は、骨と骨を繫ぎ、関節を安定させる組織。コラーゲンに加え、エラスチンという弾性タンパク質も含まれる。

取材・文/黒澤祐美 イラストレーション/モリタクマ 監修/齊藤邦秀(ウェルネススポーツ代表)

初出『Tarzan』No.818・2021年9月9日発売

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