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熱帯夜が続く夏は、寝苦しさから睡眠不足や睡眠の質の低下に悩まされることもしばしば。眠りに関わるツボを習得して、快眠生活を送ろう。
[「睡眠」に関する4つのツボ]
極端に暑い夜は、うまく副交感神経にスイッチが切り替わらず、なかなか眠れないことがある。そんなときに活用したいのが、眠りを失ったときに押すとよいことからその名が付けられた失眠だ。
足裏の踵部分、丸く膨らんでいるところの中央にある。足がむくんでいるときに押すと、鈍い痛みがある。踵の中央周辺を探ればすぐに見つかる。
床に座って片脚を伸ばす。伸ばした脚に反対側の足を乗せる。足首を掴んで親指をツボの位置に置いたら、体重を踵に乗せるイメージで押し込む。5秒ずつ3回以上。
いびきの原因はさまざまだが、喉や鼻などの気管に不調があると、呼吸がスムーズにできず、いびきをかきやすくなる。特に鼻腔部分の血行を促進し、鼻の通りをよくする効果がある上星を押して予防しよう。
前髪の生え際から指1本分上、顔の中心線上に位置している。鼻から辿っていき、生え際から頭頂部に真っ直ぐ向かって探っていけば、見つかる。
人差し指の腹をツボに当てる。頭の中心に向かって押すイメージで押す。呼吸を意識しながら行うと、徐々に呼吸がスムーズになるのがわかる。5秒ずつ3回以上。
睡眠の質が低く朝の目覚めが悪い、寝不足気味で日中睡魔に襲われる。そんなときは脳の神経に働きかけて、頭を目覚めさせてくれる風府を押そう。脳の神経が活性化され、カラダのスイッチがオンになる。
頸椎を頭に向かって辿っていくと突き当たる頭蓋骨のキワの部分にある。盆の窪と呼ばれる首の後ろの中央の窪んだところの上部を探ってみよう。
後頭部を支えるように手を当てて、親指をツボに当てる。首から頭頂部に向かって力を通すイメージで押し上げる。強く押し過ぎないように注意。5秒ずつ3回以上。
疲労が溜まっているときや、水分やミネラルが不足しているとき、睡眠中に足がつることがある。困ったときは、膝、脛、ふくらはぎ、足首、足裏などに表れた痙攣やむくみの解消に繋がるがる足の三里を押そう。
膝の下、脛骨と腓骨が接するV字の窪みにある。人差し指から小指までを揃え、膝の皿の下に人差し指を当てて、指4本分を測る。
ツボに両手の親指を重ねて置き、膝に向かって引き寄せるように力を入れて押す。イスやソファなどに座って行うと押しやすい。5秒ずつ3回以上。左右同様に。
取材・文/神津文人 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 監修/加藤雅俊
初出『Tarzan』No.815・2021年7月21日発売