漢方医学的視点からカラダづくりを応援する、漢方薬店kampo’s(カンポーズ)薬剤師・薬学博士の鹿島絵里です。
巷で大人気のスパイスカレー、カレールゥを使わないのでグルテンフリー、かつ胃の負担になる油脂も少ないとあって食事に気を配る人にもいいですよね。
週末になるといつも新作にチャレンジするとか、門外不出の定番レシピがあるとか、作る方を熱中させる魅力もあります。味が整った時の満足感は、「もしかして自分、お店やれるんじゃない?!」と思わせてしまうほどだったり(笑)
さてこのスパイスたち、たとえばガラムマサラによく見られるシナモン、クローブ、ナツメグなどはそれぞれ、桂皮(けいひ)、丁字(ちょうじ)、肉荳蔲(にくずく)という漢方生薬でもあります。
血行を良くしたり胃腸を整える作用は、食べて実感できるものです。漢方ととっても近しいスパイス、ここは季節感を反映させてより薬膳的なカレーに!
夏におすすめしたいのがタコのスパイスカレーです。
ジメジメしてやる気が出ない、もっと発散したいー!…なんていう夏にタコのスパイスカレーはベストマッチ。タコのタウリン、ターメリックのクルクミン、これらが相乗効果で疲労を取ってくれます。
タコは気血を養い巡りを良くする食材でもあります。そしてスパイスの働きで胃腸が回復、発汗作用も高まってジワっとじゃなくスカッと汗をかけば、大抵の暑さの不調はリセットできちゃいます。
我が家では漢方屋らしく、マニアックに当帰の葉を仕上げに入れます。セリ科の当帰の香りがスパイスと調和して、より奥深いカレーにレベルアップさせてくれます。
いや、ほんとにお店できるわ~と自画自賛のスパイスカレーを楽しんでいます。
INFORMATION
漢方薬店kampo’s:https://www.kampos2015.com/
オンラインショップ:https://kampos.thebase.in/
Instagram:@kampo_lab