〈ライフセンスグループジャパン〉は、男性の失禁をケアする世界初の男性用骨盤底筋トレーナー《ウイル》を7月3日から〈Makuake〉にて先行発売した。
現在、日本人の50才以上の男性の5人に一人が前立腺肥大になっており、その多くは前立腺の切除手術を受けているが、その後UI(Urinary Incontinence:尿失禁、尿漏れ)に悩む人が多い。
尿漏れは薬の服用やトレーニングなどにより半年から1年後には改善するものの、9%程度の人が完治していないとのデータもある。
また男女問わず、肥満が原因となり尿漏れになるケースも。これは内臓脂肪で骨盤底筋が押し下げられ続けられることで伸び切ってしまい、尿の排出をコントロールできなくなるのだという。
この点に着目し、伸び切ってしまった骨盤底筋をトレーニングにより強化することで尿漏れを防ごうとオランダの〈Lifesense Group〉が開発したのが男性用失禁対応製品《WIL(ウイル)》だ。
尿検知センサーを尿吸収パッドに取り付け、週一回に24時間装着して過ごし、Bluetooth通信でスマホと接続。センサーが量や回数など尿もれ状況を検知。専用アプリに記録され、分析結果が表示されるというものだ。
この結果をもとに各人の症状に合わせて提供されるエクササイズビデオに従い毎日10分の骨盤底筋トレーニングをする。アプリからは毎日のトレーニングが継続できるようリマインドも送られる。
こうした尿漏れ状況の把握、そして骨盤底筋トレーニングを16週間にわたって行い習慣化することで尿漏れ症状を改善するのが目的だ。このウイルは既に海外では販売されていて、日本では正規ルートとしてはこれが初お目見え。
〈P&Gジャパン〉が20代〜60代の日本女性4万人を対象に行った尿漏れに関する実態調査(2019年)によれば、20代でも2人に1人以上、全世代でも6割前後の人が尿もれの経験があるとの結果も出ている。老若男女誰にでも起こりうることなのだ。
誰にでも起こりうることは、骨盤底筋を鍛えることや体幹トレーニングなど誰にでもできることが効果的だともわかっている。英単語のWillには「これからの未来の話」というニュアンスがあるが、WILは未来の話をしようとのお誘いでもある。
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ライフセンスグループジャパン
Makuakeプロジェクト