漢方医学的視点からカラダづくりを応援する、漢方薬店kampo’s(カンポーズ)薬剤師・薬学博士の鹿島絵里です。
我が家の小さな庭は今、ミントが旬です。こんもりと茂ったミントは自らが最盛期であることを全力アピールしているかのよう(笑)
ペパーミントやスペアミントに和薄荷などなど、種類も様々で虫よけのコンパニオンプランツとしての頼もしさもあり、よそのお庭でもよく見かけます。
さてそんな人気者のミント、漢方では薄荷の名前で加味逍遙散や防風通聖散などの処方に含まれています。その漢方薬なら聞いたことがある! という方もいらっしゃるかもしれません。
辛涼解表(しんりょうげひょう)と表現される薄荷(ミント)の性質は、カラダの巡りを良くして熱を取り去り、体表から発散させるというものです。旬のものはカラダにいいと言いますが、ミントのこの性質も今の季節にピッタリです。
こもりがちなカラダの熱をとってくれるのですから、旬のミントを大いに活用したいところ。
暑さから冷たい飲み物を取る機会が増えますが、この冷たい飲み物が原因とは知らずに体調不良を招いたり持病を悪化させている方はとっても多いです。
そんなときは敢えて温かいミントティーをおすすめします。温かくても清涼感があり、消化器系を冷やすことなく辛涼解表の性質で夏のカラダを快適にしてくれます。
もしご自宅でミント栽培されてましたら、摘みたての葉っぱをぜひ温かいミントティーに!
こちらはマニアックに当帰の花をお茶にしているところです。夏に咲く花で、お茶にしてみるとやはり清涼感があります。パクチーのような爽やかな香りが楽しめました。
皆様にもお届けできる日が来るといいなぁ〜。
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