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タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
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今年で卒寿の喜劇俳優・大村崑さんは今なお“元気ハツラツ!”。その秘訣はスクワットにあった。
「あと10年で100歳、頑張って続けたいです。だって皆さん、大村崑は元気で当たり前と思ってますでしょ(笑)。筋トレを始めた3年前からスクワットに救われてきましたよ。それまでスクワットのスの字も知らんかったのにね〜」
彼は何に魅力を感じ、カラダにどんな変化があったか。“崑ちゃん節”炸裂のスクワット論を授かろう。
筋肉は自分の体内に転がってる宝物。これは、目に見えて初め値打ちが出るんです。
「人間誰もが体内に宝物=筋肉を持ってます。すぐそこにあるのに見て見ぬフリするのはもったいない。放置すればいつまでも目に見えませんが、スクワットで鍛えれば誰でも手にすることができる、尊いもの。筋肉の存在感が出るまでは宝の持ち腐れですよ!」
駅の階段で「なんやこのオジン」って目で若者に見られることはもうないですねぇ。
「昔は階段の手すりを摑んで全身を引っ張り上げるように上りましたよ。下りも踏み外すのが怖くてロージン丸出し。そんな僕の横を通り越す若者になんや?って目で見られてね(笑)。でも足腰が強くなって、もう今では彼らに抜かれないペースで上り下りできますよ。スクワットの賜物や。」
今、何て呼ばれてると思います? スクワットの崑ちゃんですよ。
「ここ数年、講演会ではスクワットをお客さんに披露しては「足腰が丈夫になると元気に歩けますよ」と伝えるのが定番に。その習慣が花咲いて、みなさん“スクワットの”という枕詞付きで名前を呼んでくれるんです。本当、人生何があるか分かりませんな。」
家にいる時も、もう一人の大村崑が「やれ、やれ!!」言うんですわ。
「週2日、“スーパーマン”と呼んでるパーソナルトレーナーの指導を受けます。彼の言葉は常に頭の片隅にあって、家で浮かぶたびに毎回脳内にいるもう一人の大村崑に「動けー!!」と発破をかけられます。CM中だけスクワットしたり。簡単に諦めずに取り組めばちゃんと若返るんです。」
スクワットの挙上重量は現在35kgがMAX。40kgを扱えるようになるのが今の目標。
取材・文/門上奈央 撮影/西岡潔 撮影協力/RIZAP江坂店
初出『Tarzan』No.812・2021年6月10日発売