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眼科専門医が教える、テレワークで辛い“目の悩み”改善のためにできること
密を避け、自由な働き方を実現するテレワークだが、実は目にとっては良くない影響が。特にコンタクトレンズユーザーにとっては、“目の乾きや疲れ”が気になり、仕事に集中できないという人も増えている。そこで、目の悩みに対する正しい知識と、改善のためにできる具体的なステップを眼科専門医、梶田雅義先生に聞いてみた。
取材・文/石井良 イラストレーション/黒木仁史
教えてくれた人
目次
目の乾き、疲れ目は放っておくと全身の体調不良の原因に。
テレワークで長時間のパソコン作業をしていると感じる、目の乾きや疲れ。“いつもの事”と放置してしまっていないだろうか。それらの症状は、カラダの不調を知らせる大切なサイン。梶田眼科の院長、梶田雅義先生は、「放っておくと全身の体調不良に影響を及ぼすことがあります」と警鐘を鳴らす。
「まず感じられるようになるのが、目の乾燥感や疲労感。これが進むと、今度は涙目になって、乾いた感じはするのに涙がボロボロと止まらない、といった状態になります。さらには頭痛、肩こり、めまい、不眠、軽度のうつ症状など、自律神経の乱れからくる症状にまで発展し、ひどい場合には日常生活を送ることすら困難になってしまうことがあります」
それは、目が自律神経と直結していることが関係しているためだという。
「目というのは、近くを見るときには“副交感神経”が働き、遠くを見るときには“交感神経”が働きます。そして、副交感神経が優位に働いているときには、血圧が低下する作用があります。パソコンやスマートフォンの画面など、ずっと“近く”ばかりを見ていますよね。すると副交感神経が優位に働いて、どんどん血流が悪くなり、先ほどのような症状を引き起こしてしまうのです」
テレワークによる、目のストレスとは?
では、会社での仕事とテレワークの違いは目にどんな影響を与えるのだろうか。
「会社でのデスクワークに比べて、自宅など狭い環境で行うテレワークは“遠くを見ない時間が多すぎる”ことが目のストレスの原因です。通勤や職場内でコミュニケーションを取る際など、数メートル離れた距離にピントを合わせる機会が頻繁にありますよね。対してテレワークでは、部屋の中は大して広くありませんから、意識しなければ遠くにピントを合わせることがありません」
遠くを見ることがなぜ重要かといえば、これも自律神経に関係している。副交感神経が働くとサラサラとした蒸発しやすい涙が出て、交感神経が働くと、油分が多く含まれた粘り気のある“蒸発しにくい涙”が出るからだ。つまり、テレワークでいつもより遠くを見る機会が減ってしまうと、サラサラ涙ばかりが出るようになり、目が乾きやすくなってしまうということなのだ。
目の乾き対策には「10分に1回、遠くを見る」。
「そこでぜひ実践してほしいのが、『10分間に1回、1〜2秒間だけ遠くを見る』という対処法です。遠くというのは、だいたいピントが合うギリギリのところ。パソコン画面から目を離し、チラッと視線を遠くに向けるだけで大丈夫です。スポーツをする際にも、特にジムなどでは実践してみるといいでしょう」
また、そもそもコンタクトレンズが自分に合っているかどうかを確認することも大切、と梶田先生は言う。
「目の乾きに悩む方ほど含水率の高いレンズをしている印象があります。しかし、実は含水率の高いレンズは乾きやすいということがあります。従来からの製品に採用されているハイドロゲル素材の場合、含水率が高いと装用感は良くなりますが、それだけ水分が蒸発する量も多く、乾燥すると固くなります。するとレンズは水を吸収して元に戻ろうとしますが、そこで涙が多く奪われてしまうのです」
目の乾きに悩むコンタクトレンズユーザーなら、シリコーンハイドロゲル素材を選ぶといいとか。
「シリコーンを含有することでハイドロゲル素材の欠点を補ったこの素材は、酸素をよく通すだけでなく、水分の蒸発が少ないため、目の乾きに強いという特徴があります。目の乾きに悩んでいるなら、シリコーンハイドロゲル素材のものを選ぶといいでしょう」
疲れ目の原因は「まばたき不全」と「ピント調節」にあった。
目の悩みを抱えるコンタクトレンズユーザーに多いのが、夕方になるとよく目が充血する、というもの。目が赤くなったことに気付いて疲れを実感することも多いだろう。ドライアイが原因だと思われがちだが、梶田先生曰く、多くの場合「まばたき不全」であることも多いという。
「まばたき不全とは、まぶたが完全に閉じきらない軽いまばたきのことです。近すぎる距離でのぞき込むような姿勢でパソコン画面を見続けるような目の使い方をしていると無意識にまばたきをする回数が減ったり、さらにまぶたがしっかり閉じきらなくなってしまいます。下まぶたにたまった涙を上まぶたが持ち上げ、目を潤すというまばたきの効果を十分に発揮できなくなってしまうので、目が乾き、充血してしまうのです」
「対処法としては、上と下のまぶたがしっかりと付くように意識してまばたきをすることです。すると2週間ほどで本来のまばたきが戻ってきて、充血も改善することがよくあります。また、目が疲れたと思ったときには目の周りの血流が悪くなっている証拠ですので、蒸しタオルなどで温めてあげてください。血流が良くなると、油分が多い乾きにくい涙が出るようになり、効果的です」
さらに、目に悩むコンタクトレンズユーザーが陥りがちなのが、ピント調節がうまくいかないことからくる「スマホ老眼」。遠視や視力矯正の必要のない正視の人でも、近い距離を無理して見続けることで起こる“緊張型”と、近視の人が近くは見えるからと裸眼で過ごしてしまい、メガネやコンタクトレンズをしてもピントを合わせにくくなってしまう“衰弱型”の二種類があり、どちらも目の疲れの大敵に。
「老眼の方にはもちろんですが、スマホ老眼のどちらのタイプにも、遠近両用のコンタクトレンズは有用です。大切なのは、近くも遠くも、両方が楽に見えるようにしてあげること。遠くも近くも楽に見えると自律神経のバランスも改善されますから、目の疲れはもちろん、目の疲れが原因の頭痛や肩こりといった全身の不調も良くなっていくはず。
なにより、自分に合ったコンタクトレンズを使うことが絶対に必要。深刻な症状を招く前に、まずは眼科を受診してみてください」
自律神経と直結し、知らず知らずのうちに普段の生活にも支障が出るという目の悩み。正しい目のケアと正しい視力矯正で悩みを解消してほしい。
INFORMATION
良質なコンタクトレンズへの投資は、目のケア法のひとつ!
長く愛用してきたコンタクトレンズの種類を変えるのは、ちょっぴり勇気がいるもの。しかし、技術は日々進歩している。良質なレンズを使えば、目の悩みも軽減される可能性は高いのです。
アルコンの「デイリーズ トータル ワン®️」は、長時間装用していても乾燥しにくい“生感覚”※1が特徴のハイスペックレンズで、アンケートによれば使用した人の90%が「まるでコンタクトをしていないみたい」「目薬をする回数が減った」と回答した実力派。その性能の高さの秘密は、人間の涙にも含まれる「フォスファチジルコリン」を含有するアルコンの独自技術「スマーティアーズ™️テクノロジー」にあります。これは、必要に応じて涙液と調和し、涙の蒸発を防ぐサポートをする、乾燥しにくい※1レンズということ。
さらに、1枚のレンズの中で、部位ごとに含水率を変化させる“水分三層構造”を採用。これも装用感を高めている重要な要素で、具体的には、レンズコアは適度な硬さがある含水率33%の素材を採用し、目やまぶたに触れるレンズ最表面部は含水率ほぼ100%でうるおいに満ちているのです※2。それにより、扱いやすさとゴロつきにくい柔らかさを両立した“生感覚”※1を生み出しています。
その実力の程は、すでに目の悩みを抱える多くの人が実感済み。アルコンの「デイリーズ トータル ワン®️」なら、曇りがちだったこれまでのコンタクトレンズ生活を、明るくクリアに見せてくれるかもしれません※1。
日本アルコン株式会社
https://alcon-contact.jp/products/dailies/total1/
※1:装用感は個人差があります。
※2:レンズコア・表面の含水率の測定方法は、レンズ全体の含水率の測定方法とは異なります。
Angelini TE, Nixon RM, Dunn AC, et al. Viscoelasticity and mesh-size at the surface of hydrogels characterized with microrheology. Lnvest Ophthalmol Vis Sci.2013;54:E-abstract 500.
販売名:デイリーズ トータル 1® 承認番号:22400BZX00407000
販売名:デイリーズ トータル 1®遠近両用 承認番号:22900BZX00026000
- コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてからお求めください。
- 添付文書を必ずお読みいただき、取扱い方法を守って正しくお使いください。
- 装用時間・使用期間を正しくお守りください。(装用時間には個人差があります。眼科医の指示に必ず従ってください。)
- 目の定期検査は必ずお受けください。
- 少しでも目に異常を感じたら直ちに眼科医の検査をお受けください。
- 破損等の不具合のあるレンズは絶対に使用しないでください。