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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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ターザンのような、偏りのない身体能力を備えるため、8つのボディスペック[上半身力(前面)、上半身力(後面)、下半身力、体幹力、持久力、全身連動力、機能的柔軟力、バランス調整力]を手に入れよう。今回は、体幹のトレーニング課題に挑戦だ。
挑戦状の種目と条件がクリアできたら、合格。クリアできなかったら、負荷を落として合格水準クリアを目指してトレーニングを重ねる。バーベルがないなど挑戦状の種目が行えない場合、「挑戦状に応えるための自宅トレ(後述)」の2種目で研鑽を重ねる。
「④体幹力」と「⑦機能的柔軟力」は、挑戦状の種目と「挑戦状に応えるためのトレーニング」をどちらも行う。
お腹がいい感じに割れていても、体幹力があるとは限らない。体幹力とは、体幹を安定させて、手足を自在に動かす能力。それには、体幹の深部を走るインナーマッスルが機能することも大切なのである。見かけ倒しで終わらないようにしよう。
トライしたいのは、プランク。体幹を固定する種目で、体幹力のベースが備わっているかが確認できる。30秒を超える頃から全身がプルプル震えて姿勢が崩れそうになるが、肘と爪先で床を強く押し、2分間正しいフォームを保とう。
あわせて紹介した自体重トレ2種(後述)は、体幹を固めて下半身と上半身を動かす種目。プランクが2分間キープできたうえに、この2種もこなせるようになったら、体幹力は底上げできたと期待していい。
理想のボディの持ち主=アスリートというイメージは、実は正しくない。アスリートは競技に特化した練習を重ねるため、スペックには偏りがある。水泳選手の大半は走るのは不得手だし、長距離ランナーの多くは重たいウェイトを上げるのが苦手なのだ。
お手本にしたいのは、本誌のアイコンである、まさにターザンのようなボディ。彼は“ジャングルの王者”の異名を持ち、どんな状況でも自らと愛する存在を守る実力を備える。これからの不透明な時代を力強くサバイブするには、同じように偏りのない身体能力を備えたいもの。それが、8つのボディスペック[上半身力(前面)、上半身力(後面)、下半身力、体幹力、持久力、全身連動力、機能的柔軟力、バランス調整力]だ。
それぞれに定めたトレーニング課題をオールクリア、がベスト。達成できないなら、負荷を抑えながらトレーニングを続けてフィジカルを磨き、合格を目指したい。
評価に必要なバーベルなどのギアが手元にない場合は、自体重で行えるエクササイズを試そう。設定された回数&セット数をこなすことを目標にしたい。いずれも週2〜3回ペースで行うのが定石だ。
取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/齊藤良介 ヘア&メイク/天野誠吾 トレーニング監修/清水 忍(IPF代表)
初出『Tarzan』No.808・2021年4月22日発売