漢方医学的視点からカラダづくりを応援する、漢方薬店kampo’s(カンポーズ)薬剤師・薬学博士の鹿島絵里です。
近頃、見える菌活としてぬか床がはやっています(私の周りだけ?)。もちろん、ぬか床の中の菌たちが肉眼で見えるわけではありません。でも、実際に手で触れて、においや色の変化を感じて、そして味わって、菌たちの成長(増殖)や働きを五感を通じて実感することができます。体調の変化も嬉しい!
漬ける食材は、きゅうりやなす、ニンジンにカブといったスタンダードなものから、トマトや山芋など、ぬか漬けとしてはちょっと珍しいものまで。自由に楽しんでいます。ちなみにトマトと山芋はぬか漬け歴がベテラン級の友人に教えてもらったもの。ベテランは「え?!」と思うような珍妙な食材にチャレンジしている方が多いです(笑)
人の冷蔵庫や本棚って、その人の生活とか好みが見えるところで、ガバッと開けて見るのはデリカシーが無い気がするし、見せてと言われてもちょっと恥ずかしいものです。でも、ぬか床って同じく自分ワールドな割に、見せやすいし聞きやすいし、菌活しながらいいコミュニケーションツールだななんて思ったりします。
季節の野菜を漬ければそれだけで薬膳メニューのできあがり。さらに「香り漬けにみかんの皮をぬか床に混ぜ込むと楽しいよ〜」とベテランからのアドバイスで、私も早速加えました。
みかんの皮は漢方では陳皮(ちんぴ)という名前で重宝される生薬です。温州みかんの皮を乾燥させて作ります。さまざまないい成分がありますが、なんといっても香りの良さが特徴です。リラックスにも食欲のコントロールにも最適!!
ぬか床が面倒と思って二の足を踏んでいましたが、毎日かき混ぜなくても大丈夫な発酵ぬか床がありました。しかもすぐに漬け始められる。もしダメにしちゃってもまた買い直せるなぁと、そんな気持ちで始めたんですが、愛着がわいてせっせとお世話しております。
まだぬか床持ってらっしゃらない方、菌活の一環としていかがでしょうか。始めたらぜひ、あなたのぬか床見せてください!
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