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凸版印刷とFIGUR8社が開発中。「筋骨格センサー」で上半身の歪みを測定してみた

人体情報を活用する新サービス。

情報技術の発達により、それを駆使した健康管理が広まりつつある昨今。そんななか、〈凸版印刷〉が米ベンチャー〈FIGUR8〉と手を組み、人体情報を活用したサービスを開発中と聞きつけた。

「これまで事業を通して多種多様な情報を加工してきた中で、今回凸版印刷は人体情報に着目しました。例えばパーソナルジムでは顧客の悩みや体質などを踏まえてトレーナーが最適な方法を提案しますが、根拠となる人体情報が数値化されれば、指導を受ける当人の理解も深まるはず。来年の実用化をめどに本サービスの開発を進めています」(事業開発担当の田邉集さん)

実測方法は筋骨格の歪みが気になる箇所にセンサーを貼って状態を解析。時系列で細かく分けて筋骨格の位置情報を取得して測定するため、データの精度の高さはお墨付き。

上半身の歪みを測定

現時点では上半身の軸のズレと肩の上昇具合に基づいて“上半身の歪み”を測定できる。そこで今回、日々パソコンにかじりつき編集業務をこなす編集部員のマスダを評価してもらうことに。心根はまっすぐな若きマスダ、上半身はいかが?

使ったのはこちら!

上半身の歪みを測定

装着ストラップに付けた筋骨格センサーを上腕二頭筋、モーションセンサーを耳上と首下に。立位で両腕を水平に上げた状態で保ち肩の上昇具合、座位と立位のまま保ち体軸のズレ具合を定量化。

測定結果

上半身の歪みを測定
上半身の歪みを測定

哀しいかな、マスダの上半身は歪んでいた。肩の上昇具合を見ると左腕ほど右腕が上がらず。いつか肉体改造を始めたら筋肉の左右差に悩むだろう。

また体軸のズレを正面・真横の2アングルで解析すると、理想的な姿勢と比べて頭が後方にあり顎が上がりぎみ。首の後ろ側の筋肉が過緊張状態にあり首や肩の凝りに繫がりそう。

若さに甘えず改善を。

取材・文/門上奈央 撮影/安田光優

初出『Tarzan』No.808・2021年4月8日発売

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