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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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アメリカのライフスタイルに始まり、アウトドア用品からアート、音楽、民芸まで、国内外のさまざまなカルチャーを日本に根付かせてきた〈ビームス〉が、ついにスポーツにも本腰を入れる。
「AMERICAN LIFE SHOP BEAMS」と聞いてピンときた人は、かなりのファッション通だ。〈ビームス〉の原点である、原宿の6坪ほどの小さな洋品店がソレ。日本に知らない人はいない大手セレクトショップに成長した今でも、人の心をハッとさせる審美眼と、チャレンジ精神は変わっていない。
2020年のスポーツの日(7月24日)には、また新たなプロジェクトが動き出した。それが、WEBメディア〈BEAMS SPORTS〉だ。
一瞬を美しく見せるために鍛え抜かれたアスリートが紡ぎ出すファッションストーリー「BE ATHELETE」をはじめ、スポーツに夢中なビームススタッフの日常を紹介するドキュメンタリー「STAFF EYE」、音楽や映画、食などのカルチャーの視点からスポーツを切り取った「WE MAKE CULTURE」といった3つのコンテンツを軸に、これまで培ってきたファッションのノウハウと、スポーツを融合させる。
ファッション×スポーツと聞くと、都会とフィットネスを行き来するアスレジャーや、スポーツ用品を街で着こなすストリートミックスを想像するが、〈ビームス〉は全く新しいカルチャーを生み出そうとしている。それを象徴するのが、2021年4月6日に更新されたばかりの「BE ATHLETE」。
今年1月に開幕した日本初のダンス・プロリーグ「D.LEAGUE」で活躍する、ブレイクダンサーISSEIさんが出演。それも、ただのファッションストーリーじゃない。
ブレイクダンスが正式種目に採用されたパリ2024オリンピックに向けての意気込みと共に、アクティブなダンスの動きをアート写真集のようにコラージュしたヴィジュアルが並ぶ。そこに汗臭いフィットネスのイメージは微塵も感じない。
ファッションとカルチャーに長く精通する〈ビームス〉だから生み出せる、格好いいスポーツの表現。それを体現するスタッフの日常が、「STAFF EYE」で覗けるのも嬉しい。
取り組むフィットネスは、ラン、ゴルフ、ヨガ、サーフィン、自転車とさまざまだが、一つ共通するのが、自分なりのスタイルがあること。カラダを変えるための習い事としてではなく、ファッションや音楽のように、“ワタシにとっての、スポーツ”を自由に楽しんでいる。
だから、着こなしも、取り組み方も、教科書通りなんて人は誰もいない。
ファッション、スポーツ、他のさまざまなカルチャーを個別に取り入れるのではなく、すべてひとつの大きな円で繋がっているのが現代のライフスタイル。それを〈BEAMS SPORTS〉では、まさに可視化している。
例えば、ナイキの《エアジョーダン1》に惚れ込んでNBAに興味を持ったり、西海岸のポップアートからサーフィンの奥深さを知ることだってある。そんなスポーツと人を結び付けるきっかけを、さまざまな角度から与えてくれるのが、「WE MAKE CULTURE」だ。
スポーツ専門誌には載っていない、カルチャーとファッションを絡めた視点で、競技の歴史や、各メーカーの背景などのトピックが深堀されている。フィジカル的なことばかり考えてきたトレーニーほど、これまで知らなかった競技の魅力や奥深さに気付くことだろう。
ただ鍛えるでもなく、ただ競うでもなく、スポーツに対して新しい視座を与えてくれる〈BEAMS SPORTS〉。このサイトはスマホのブックマークに入れておきたい。
取材・文/宮田恵一郎