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寒気には葛根湯、喉のイガイガには銀翹散(ぎんぎょうさん)で対処(漢方薬剤師・鹿島絵里さん)

寒さを意識する季節となりましたが、皆さま風邪対策は万全でしょうか? 漢方医学的視点からカラダづくりを応援する、「漢方薬店kampo’s(カンポーズ)」薬剤師・薬学博士の鹿島絵里です。

今回は風邪の漢方薬のお話です。どんなに鍛えても警戒していても、ひくときはひくのが風邪なのでありますが(涙)、「風邪かも?」と感じた瞬間の初動でその後の経過が大きく変わります。

風邪の漢方薬といえば葛根湯がもっとも有名で、むしろ風邪といえばこれ一択のように思われがちです。しかし風邪に用いる漢方薬は十数種類も(もっと多く数えることも)あり、体質や症状、風邪の進行具合などによって使い分けます。

その全てを覚えるのは大変ですので、今回はひき始めに有効なふたつの処方についてご紹介します。

王道・葛根湯はブルブルとした寒気にてきめん。

ひとつめはやっぱり葛根湯です。ポイントは”さむけ”です。運動してもなんだか寒いし汗をかけないなんて言う時は要注意! 熱があるのに寒いと感じる時も葛根湯の出番です。葛根湯はカラダを温めて発汗を促して治します。

背筋がゾクゾクしてこわばる感じがしたら、葛根湯をできるだけお湯に溶いて服用してみてください。汗をかけるようになったら早期回復の兆しです! カラダが冷えないようにしっかり着込み、汗をかいたら着替えられるとより良いですね。

漢方薬を飲む女性

喉のイガイガには銀翹散(ぎんぎょうさん)を。

ふたつめは銀翹散(ぎんぎょうさん)です。こちらを選ぶポイントは”熱感”です。よくあるのが喉のイガイガですが、これは炎症を起こしている状態であり銀翹散(ぎんぎょうさん)の適用となる場合が多いです。

喉の異変から「風邪かも?」と感じたらこちらがおすすめです。あたたかい飲み物が喉の痛みに障るようであれば、銀翹散(ぎんぎょうさん)は水で服用しても良いでしょう。葛根湯、銀翹散(ぎんぎょうさん)、これらはドラッグストアで手に入る漢方薬ですので常備しておいて使い分けると便利です。

そして、“休む”に勝るクスリはない⁉️

どちらのタイプの風邪でも休むことが大切なのは同じです。「風邪かも?」と思ったら、もうひと頑張りするよりも、長引かせないためにこれを飲んで休む、ということを意識してくださいね。

ベッドに転がるクマ

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