- 整える
タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
PR
五輪が予定されていた2020年はランニングシューズが豊作の年。話題のキーワードから自分にぴったりのシューズを探そう。さて「カーボンプレート搭載モデル」ではどんなシューズがある?
〈ナイキ〉のカーボンプレート搭載厚底シューズがマラソンシーンを席巻したことで、プレートを搭載しているかどうかが、レース用モデルを選ぶ際の一つの基準のようにもなっている。
一口にカーボンプレート搭載といっても、メーカーによって履き心地はまったく違う。言い換えれば、自分好みのレース用モデルを見つけることができるのだ。いつか来るマラソンレースでの自己記録更新を目指すなら、勝負靴を決めておこう。
〈オン〉史上最高のマラソンシューズとして誕生した《クラウドブーム》。チューブのような形状が特徴のCloudTecシステムを2層にし、その間にカーボンファイバーを注入したSpeedboardを搭載。ランナーのスムーズな足運びをサポートする高い反発性を備えながら、十分なクッション性と安定性が確保されている。
踵部分にカーボンプレート、中足部から前足部にかけて5本のカーボンバーを搭載。この5本のバーにより、足の形状に沿った自然な重心移動ができ、エネルギーロスが抑えられるという。ミッドソールにはLIGHTSTRIKE PROという〈アディダス〉史上最も軽量かつ反発性を備えた素材を採用。抜群の推進力を実現。
3月にアメリカで発売された最上位モデルが遂に日本上陸。ミッドソールには軽量かつ反発性に優れたFuelCellを採用。カーボンファイバープレートとの組み合わせにより、弾むような推進力が得られる。アウトソールにはグリップ性に優れたDYNARIDEを採用。濡れたアスファルトでもしっかりとグリップしてくれる。
軽量でクッション性に優れたCM Betty Fly Foamと、耐久性が高いラバーEVAでカーボンファイバープレートをサンド。爪先と踵が反った〈ホカ オネオネ〉独自のメタロッカー構造との組み合わせで、推進力を生み出す。着用時に無理に足が押し出される感じはなく、自然とピッチが上がりストライドも伸びる印象。
取材・文/神津文人 撮影/小川朋央
初出『Tarzan』No.798・2020年10月22日発売