今日は公園の鉄棒で腹筋を鍛えよう!
割りづらい「腹筋の下部」にはこの2種目!
肩がガチガチなら、肩甲骨ほぐし。
公園&階段を活用したHIITで全身の脂肪を燃やす。
リモートワークで落ちた筋肉を劇的に復活させる下半身トレ。
「筋トレでダイエット」するならこの6つを心得よ。
X脚の改善なら、股関節をリセットすべし。
運動不足なら、この6種目で筋量低下にブレーキを。
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経血が気になってトレーニングに集中できません…。(30代女性)

読者から寄せられた質問に、『ターザン』推薦の専門家がズバリ回答! 生理とカラダのお悩みには、レディースクリニック『イーク表参道』の副院長を務めながら、国立スポーツ科学センターにて女性アスリートへの支援も行う、高尾美穂先生が向き合います。

今回の質問

今月は運動を頑張ろうと思っていた矢先、生理に…。経血や腹部の違和感が気になり集中できないときは、やっぱり運動をやめておいたほうがいいですか? (30代女性)

A. 月経周期に合わせて、時には運動を休む。

正常な生理の持続日数は3〜7日と言われています。このうちカラダが辛い日は何日間あるか調査を行うと、長い人で2.5日という回答がでる。つまり、出血があってもMAXしんどい日ばかりではないということですよね。

それなら、あまりに辛い日だけ思い切って運動を休むのはどうでしょうか。

出血中は赤血球の材料であるタンパク質とヘム鉄を失いながら過ごしていることになるので、酸素運搬機能が低下し、運動効率も下がる。カラダを動かすタイミングとしては適切とは言えません。

反対に、カラダのむくみが引く生理後は、運動に最も適した時期。腹部の違和感が軽くなった生理の後半から徐々に運動を始め、トレーニング効率の上がる生理後に運動量を増やすと成果を感じやすくなります。

女性は男性と違って、どんなタイミングでも同じ成果が現れるわけではありません。「頑張ろう」と思ったタイミングで頑張るよりも、月経周期に合わせて運動にメリハリをつけたほうが、結果も見えてモチベーションも続くはず。運動効率の良いときに賢く頑張りましょう。

教えてくれた人
高尾美穂 先生
高尾美穂(たかお・みほ)/ 女性のための総合ヘルスクリニック『イーク表参道』の副院長であり、産婦人科専門医・医学博士・婦人科スポーツドクター。文部科学省・国立スポーツ科学センターで女性アスリート育成・支援メンバーに選出されるなど、様々なアスリートの生活を支えている。2011年からは、株式会社ドームのアドバイザリードクターも努めている。

取材・文/黒澤祐美 イラストレーション/中島ミドリ

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