トップアスリートが検証済みの実力。
誕生は1898年。120年以上の歴史を持つ老舗中の老舗である〈サッカニー〉から、ブランド史上初のカーボンプレート搭載シューズが登場した。
コンセプトは「すべてのランナーを速くするシューズ」。プロダクトチームと〈サッカニー〉の契約アスリートが18か月に及ぶトライ&エラーを繰り返し、25のプロトタイプを経て、完成に至ったのだそうだ。
今年2月に行われたアメリカの五輪選考会で、初のマラソンレースだったモリー・サイデル選手がこの《エンドルフィン プロ》を着用して東京への切符を獲得。すでにトップアスリートが結果を残している。
着地衝撃を推進力に変えるソール構造。
《エンドルフィン プロ》の最大の特徴は、やはりソールの構造・形状だろう。フルレングスでミッドソールの間に挟み込まれているカーボンプレートは、クッション材との相乗効果により高い反発力を生む。
また、プレートの先端をS字に屈曲させることで、着地衝撃を推進力に変換させやすくなっている。ミッドソールに採用されているのは新素材のPWRRUN PB(パワーランピービー)。約88%という抜群のエナジーリターン率が期待できるというのだ。
眺めているだけでもワクワクさせてくれるソールだが、ライド感も素晴らしい。厚さは感じても、重さは感じない。クッション性の高さと推進力のおかげで、気持ちよく足を前に運ぶことができる。