• 元プロレスラー・松永光弘が営む、自身のニックネームを冠したステーキハウス
COLUMN
2020.05.14

元プロレスラー・松永光弘が営む、自身のニックネームを冠したステーキハウス

ステーキ MR.デンジャー

デスマッチの開拓者が焼く徹底的に手をかけた極上肉。

有刺鉄線バットで相手を殴打し、ホールの2階からダイブ敢行。奇想天外なデスマッチで一世を風靡した松永光弘さん。引退しても数年後に復帰する選手が多いマット界で「絶対に復帰はない」と断言し、おいしいステーキを出すことに命を懸ける。

松永光弘(まつなが・みつひろ)
松永光弘(まつなが・みつひろ)/1966年生まれ。92年に後楽園ホール2階バルコニー席からダイブしたのを機に「ミスター・デンジャー」の異名をとり、デスマッチ路線で人気者に。2009年引退。

「ある店で食べたステーキが安くておいしく、自分もこんなお店をやりたいと修業しました。現役時代の97年に開店。ファイヤーデスマッチで血まみれになった翌朝も店で仕込む。当時はそれが当たり前でしたね」

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ステーキ MR.デンジャー
1ポンドステーキとライス、スープのセット2,550円。丁寧に仕込んだ450gの赤身肉は実にジューシーで柔らかい。ステーキ単品は150g(1,380円)から50g刻みでオーダー可。「赤字覚悟」という300円で提供するエビスビール中ジョッキもうれしい。
ステーキ MR.デンジャー
左からごまみそ酢、辛口、甘口、ホットチリ、青じそ、テリヤキの各ソース。ここまで多種類なのも珍しい。

松永さんが一品勝負する《デンジャーステーキ》はサガリという部位。ハラミの一部で味はいいが、脂と筋が多く仕入れ値は安い。これを毎日30kg分徹底的に叩き、丁寧に筋と脂を取り除いて立派なステーキ肉に仕立てる。体力自慢の元プロレスラーだからこそなせるワザだ。

ステーキ MR.デンジャー

「個人店でここまで徹底的に仕込むのはウチぐらい。一人一人のお客さんを大切にするよう心がけています。一度来てくれた人は忘れませんよ。お会計でうっかり多く貰いすぎてしまったお客さんが10年後に再度食べに来てくれたことがあったのですが、その時の分のお金をお返ししたらすごく驚かれて(笑)。でもそれって、自分の目が行き届くお店だからできることなんですよね」

INFORMATION

ステーキ MR.デンジャー
東武亀戸線東あずま駅より徒歩5分。店内ではオリジナルTシャツやタオルも販売中だ。

ステーキ MR.デンジャー

  • 東京都墨田区立花3-2-12
  • 電話番号/03-3614-8929
  • 営業時間/17時~23時L.O.
  • 定休日/水曜

www.mrdanger.jp

取材・文/黒田創 撮影/北尾渉

初出『Tarzan』No.785・2020年4月9日発売

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