【セックスとホルモンの関係】マスターベーションではメラトニンが分泌されない
性欲も相性もすべてホルモン次第。とくに気にしたいのが、テストステロンのこと。セックスをサボらずにやり続ければ、あなたのボディはずっとムキムキに? これ、噓みたいだけど決して大げさな話じゃない。
取材・文/黒田創 取材協力/関口由紀(女性医療クリニックLUNAネクストステージ)、久末伸一(千葉西総合病院泌尿器科部長)、菅原順二(アランチャ)
初出『Tarzan』No.782・2020年2月22日発売
「男女ともセックスでオーガズムに至ると、脳内でメラトニンが分泌されます。メラトニンは副交感神経を優位にし、体温を下げて眠気を起こすホルモンで、セックスの後すぐに眠くなり、熟睡できるのはこれのおかげ。ただし、メラトニンはマスターベーションでのオーガズムでは分泌されません」(千葉西総合病院・久末伸一先生)
メラトニンの分泌は精神面への効果に加え、最近の研究では筋萎縮を防ぐ可能性が示唆されている。
「つまりセックスによるメラトニンの分泌が、加齢による筋肉の萎縮を防ぐ可能性があるのでは?というわけです。テストステロンを多く出す生活をし、セックスで末永く筋肉量を維持する。メラトニンのポテンシャルは無限大です」