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東大で学んだ筋生理学の知識をフル活用|筋肉図鑑 vol.18(ふんどし筋肉マン、トレーナー・星野雄三)
トレーニングの軌跡を偽りなく物語るもの、それが筋肉だ。『筋肉図鑑』では、さまざまなトレーニーの筋肉の裏側に迫ります。第18回は東大出身のふんどし筋肉マン(!?)の星野雄三さんです!
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【今回の筋肉】星野雄三

学生時代に学んだ筋生理学の知識を元にトレーナー業に携わりつつ、ふんどしという日本の伝統文化を世界に発信するべく活動してます。周囲にふんどしを勧めると「腹が出てるし」「ギャクサンじゃないし」とよく遠慮されますが…、己をさらけ出す潔ささえあればどんなカラダでも似合うというのが持論です!

僕が鍛えるのはボディメイクが目的でなく実用面のメリットを感じるから。人生100年時代、長く健康でいるには日々の運動が不可欠。下半身がいかに強靱であるかが重要だと思うので、下半身を強化できるメニューを中心に行っています。

筋トレにハマったきっかけは、高校時代に所属していたアメフト部での体力づくり。成長期で変化が著しい時期でもあったので、かなり筋肥大しました。努力すれば必ず自分に還ってくるのを実感したんです。
今はトレーナーと経営者の二足のわらじを履いてるので、いかに短時間で効率よくやるかというビジネスマインドで日々鍛えています。30分程度でコンパクトに終わらせるのが目標です。繁忙期なら5分程度のサーキットトレをやる。時間があればウェイトトレに励む。日常生活で少しでも時間があれば運動するというペースをただただ継続することが、結局一番大切だと思ってます

食事もカラダづくりよりビジネスパフォーマンス向上に主軸を置いています。時間がない時は市販の完全食を活用することも。サプリはマルチビタミンとグルタミン、食物繊維、オメガ3、コエンザイムQ10など日常のパフォーマンスが上がるものを常飲します。
こんなふうに健康を意識して生活していると、「今の自分は人として恥じない姿であるか?」ということを自問します。僕はもちろん“YES”。だからこそ、逃げも隠れもせずふんどしを着られるんですよ!
取材・文/門上奈央 撮影/角戸菜摘
初出『Tarzan』No.781・2020年2月13日発売