3人寄れば、自体重トレーニング。マッチョ29考案、レベル別“トリオ”トレ

「普段はウェイトを愛用しています!」ときっぱり言い切るマッチョたち。しかしマッチョが3人集まれば、互いの体重がウェイトとなり、マシントレーニングよりも過酷なトレーニングが生まれたりもする。今回は実際に撮影現場でマッチョたちが試行錯誤し、これは効く!と太鼓判を押した5つの種目をレベル別に紹介しよう。

取材・文/黒澤祐美 撮影/小川朋央

初出『Tarzan』No.777・2019年11月28日発売

「僕たちは普段、基本的なトレーニング理論や手法を把握したうえで、バーベルやダンベルの動きに工夫を加えてみようと試みることがあります。自体重トレを考えるのはその作業に似ていて、新たな刺激!」と語るのは、エンターテインメントグループマッチョ29の3人。彼らは、「筋肉で日本を笑顔にする」をテーマに活動するエンターテインメントグループだ。

「筋肉をせっかく増やしても、脂肪が乗っているとマッチョ感は出ません。脱いでワッと沸かせたければ、そのために体脂肪を落として筋肉のカットを出すことも大事です」

今年の忘年会ネタにお困りの諸君も、これをヒントに新しい技を生み出してはいかがだろう。

トライアングルロウイング(レベル:★☆☆☆☆)

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トライアングルロウイング
3人で向き合って立つ。両腕を伸ばして胸の前でクロスして、右手と左手それぞれ違う相手と組む。手の組み方は、指を曲げて第二関節同士を引っ掛けるクラッチハンド。
トライアングルロウイング
脚を開いて重心を落とし、広背筋を意識しながら3人同時に右肘を引く。左も同様に行う。

ヒューマンリフトアップ(レベル:★★☆☆☆)

ヒューマンリフトアップ
2人が向き合って立つ。右腕を伸ばして相手の肩に置き、左手で自分の右肩を摑む。両足を肩幅に開いてしゃがみ、2人が組んだ腕の間に重りとなる3人目が座る。その状態で土台の2人は膝を曲げ伸ばし、スクワット。深く沈むほど、負荷がアップ!

サボテンスクワット(レベル:★★★☆☆)

サボテンスクワット
土台の人は足を肩幅に開いて腰を落とす。上の人は下の人の腿の上に乗って膝を伸ばし、下の人は両腕を伸ばして腿を支える。上の人は前のサポート役に向かってカラダを倒し、胸を張って姿勢をキープ。下の人は小さくスクワット。じんわり下半身に効いてくる。

逆立ちプッシュアップ(レベル:★★★★☆)

逆立ちプッシュアップ
逆立ちをする人の左右に1人ずつ立ち、開いた左右の脚をそれぞれ持つ。逆立ちをした人は肘を曲げ伸ばし、プッシュアップ。左右の2人は逆立ちをした人が肘を伸ばすタイミングで下に向かって押し込み、上がるのを阻止する。いわゆる徒手抵抗で刺激を入れる。

プッシュ&プレスアップ(レベル:★★★★★)

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プッシュ&プレスアップ
下の人は膝を立てて仰向けになり、両腕を斜め上に伸ばす。上の人は手押し車の要領で後ろの人に両脚を預け、下の人と手をつないで肘を伸ばす。
プッシュ&プレスアップ
下の人は重みを感じながら肘を曲げ伸ばす。上の人は姿勢を保持することで体幹と腕が、下の人は胸と腕が鍛えられる。
PROFILE

エンターテインメントグループマッチョ29(まっちょ29)/「筋肉で日本を笑顔にする」をテーマに活動するエンターテインメントグループ。メンバーそれぞれチャーム筋肉がある。山崎さん(31):大腿四頭筋、菅原さん(32):広背筋、植田さん(42):腹斜筋。11月29日より東京・名古屋・大阪にて『マッチョ29 超回復ツアー』がスタート。チケット情報はmacho29.comで。