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日本初の“プロレスポスター”も展示 江戸東京博物館で知る、日本スポーツの歩み

2020年までに知っておきたい歴史。

開会式は来年の7月24日。いよいよ1年後に迫ってきた東京五輪。幸運にもチケットの抽選販売に当選し、既にテンション高めという人もいるだろう。

競技場で生観戦するにせよ、のんびりテレビ観戦するにせよ、日本と五輪の歴史を知っておけば、より深く楽しむことができるはず。

8月25日(日)まで東京都江戸東京博物館で開催されている特別展『江戸のスポーツと東京オリンピック』は、TOKYO2020公認プログラム。スポーツ好きなら、見ておきたい貴重な展示物が揃った超充実の内容となっている。

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日本初のプロレスの宣伝ポスター(展示は7月28日まで)

日本初のプロレスの宣伝ポスター
「西洋スパラ術外国ヨリ来ルスパラ」
元力士の浜田庄吉が渡米後、レスラーやボクサーを連れて帰国。1887年(明治20年)に、現在のプロレスのような興行を行った。その時のポスターがこちら。
1887年(明治20) 国立歴史民俗博物館蔵

日本代表選手公式ユニフォーム

1964年の東京五輪用に作られた日本選手団の男性用ユニフォーム
1964年の東京五輪用に作られた日本選手団の男性用ユニフォーム。男性選手は上にこの赤いブレザーを着用し、下に白いスラックスを穿いた。
1964年(昭和39) 東京都江戸東京博物館蔵

初の東京五輪は1940年?

第12回オリンピック東京大会記念手旗
「第12回オリンピック東京大会記念手旗」
1940年の開催を予定していながら、開催決定の2年後の1938年に開催返上となった幻の東京五輪。悲願の東京五輪は、戦後の1964年まで待つことになった。
1936年(昭和11)頃 東京都江戸東京博物館蔵

日本人が初めて獲得した金メダル

日本人が初めて獲得した金メダル
1928年に開催されたアムステルダム五輪で、織田幹雄が三段跳びで獲得した実物の金メダル。五輪で日本人が初めて獲得した記念すべき金メダルだ。
織田幹雄/所有 1928年(昭和3)織田正雄・織田和雄蔵

日本初の五輪用ユニフォーム!

日本初の五輪用ユニフォーム!
日本初の五輪代表選手として、金栗四三と2名で1912年のストックホルム五輪に参加した三島弥彦が着用したユニフォーム。胸の日の丸は彼の母が縫い付けた。
三島弥彦/使用 1912年(明治45) 秩父宮記念スポーツ博物館蔵

絵画や実際に使われた道具から知る「江戸の『スポーツ』事情」。明治に入り西洋のスポーツがどのように広まったのかを資料で見る「近代スポーツと東京」。メダルや選手が着用したウェアなどとともに振り返る「オリンピックへの道」など、特別展は5つの章で構成されている。

見て、知って、学び、東京開催の五輪を味わい尽くす準備を整えよう。

東京都江戸東京博物館『江戸のスポーツと東京オリンピック

  • 会期:〜2019年8月25日(日)
  • 会場:東京都江戸東京博物館1階特別展示室(墨田区横網1-4-1)
  • 開館時間:9:30〜17:30(開館時間延長の日もあり)
  • 観覧料:1,000円(一般/特別展専用券)、小学生・中学生(都内)は無料。

取材・文/神津文人

(初出『Tarzan』No.767・2019年6月27日発売)

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