どっちがより燃える? 代謝を活性化させる、日常&運動9番勝負
ダイエットの原風景といえば、銀色のサウナスーツを着て汗だくでランニングをすること。えっ? 今もそれやってるんですか? 二択の代謝力対決9番勝負。少しでもエネルギー消費量の高い方を選ぶ力を磨いて、理想の体型に近づこう!
取材・文/井上健二 イラストレーション/加納徳博
(初出『Tarzan』No.727・2017年9月28日発売)
目次
今もそれ、やってるんですか?
焼き鳥で塩を選ぶか、タレを選ぶかでカロリーは変わる(焼き鳥の塩の方が約8キロカロリー低カロリー)。違いは微々たるものだが、塵も積もれば山となる。
たとえば、1日当たり60キロカロリー(塩約8本分)のマイナスを作ってやるだけで、4か月あれば体脂肪換算で1kg(7,200キロカロリー)痩せるのだ。
代謝力でも話は同じ。エクササイズの種類はもちろん、ウェア、フォーム、タイミング、運動前のドリンクなどにより、カロリーの消費量には差が生じる。
それがスズメの涙ほどの違いにすぎないとしても、より高い方をチョイスするように心がけると、焼き鳥と同じく“塵積も”効果でカラダが一層引き締まる。トレーニング以外でも、食べ物の味や入浴の仕方でも代謝力には差がつく。
1. サウナスーツ VS ランニングウェア
気化熱で筋肉を冷ましながら長時間体脂肪が燃やせる。ランニングウェアの勝ち!
2. バタフライ VS クロール
「太く短く」ではなく、「細く長く」が正解なのだ。クロールの勝ち!
3. 朝の運動 VS 夜の運動
燃焼スイッチを入れたまま日中ずっと過ごせる。朝の運動の勝ち!
4. スクワット VS ベンチプレス
できるだけ多くの筋肉に、できるだけ強い負荷をかける。スクワットの勝ち!
5. ヨガ VS 床の磨き掃除
運動よりも強度の高い家事だってあるのだ。床の磨き掃除の勝ち!
6. 甘いもの VS 辛いもの
カプサイシンで褐色脂肪細胞を活性化。辛いものの勝ち!
7. サウナ VS 風呂
体温の上下動を抑えるのにエネルギーを浪費する。サウナの勝ち!
8. スポーツドリンク VS コーヒー
カフェインが交感神経に効く。覚醒作用で集中力も高める。コーヒーの勝ち!
9. 坐り筋トレ VS 立ち筋トレ
フォームを保つために働く筋肉が増えてくる。立ち筋トレの勝ち!