【朝のNG習慣】目覚ましが鳴った直後、スパッと起きてシャキシャキと行動
2019年4月4日発売の雑誌『ターザン』の特集は「実は、カラダに悪いこと 2019」。筋トレからダイエット、SEXまで、最新常識を特集した本誌より、選りすぐりをウェブでも紹介!
取材・文/石飛カノ イラストレーション/泰間敬視 取材協力/伊藤和憲(明治国際医療大学鍼灸学部教授)
(初出『Tarzan』No.762・2019年4月4日発売)
急に起きると、心拍スパイクが起こるかも。
パチッと目が覚めたらベッドからサッと起きて淀みなく洗面、排泄、朝食作りに犬の散歩。なんてメリハリの利いた朝の過ごし方。一方、ぼんやり目が覚めた後、ベッドの中でぐずぐずモジモジ。なんて怠惰な朝の目覚め。
ところが、明治国際医療大学鍼灸学部教授の伊藤和憲さんによれば、後者の方がカラダには負担が少ないという。
「眠っているときの心拍数は40〜50くらい。それが、急に起き上がって活動を始めると120くらいに跳ね上がります。こうした心拍スパイクが起こると、脳に送られる血液がブロックされ、立ちくらみなどが起こることも。
また、関節には関節液というゼリー状のショックアブソーバーがあります。中年以降になると、寝ている間にこの関節液の成分バランスが変わります。水溶き片栗粉が水と粉に分離するイメージ。
その状態で急に動くと関節同士が当たって痛みが生じることもあります。なので、腕や脚を動かす、足首を回すなど、ベッドの中で少しずつカラダを動かしてモジモジと慣らし運転をすることが必要なんです」