壁さえあれば「肩の筋肉」はどこでも強化できる|寝っころがりながらトレ vol.9
自宅でのんびり、寝っころがりながらテレビを見ること、ありますよね。そんなとき、CM中だけで良いので、寝姿勢からできるトレーニングに挑戦しませんか? 紹介するエクササイズはBasicとAdvanceの2種類。休日や寝る前のちょっとした時間で、日頃の運動不足を少しでも解消しましょう!
監修/齊藤邦秀(ウェルネススポーツ) 取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋
馬を応援しながら肩を鍛える。
それは日曜の午後、BSの競馬番組を見ていたときでした。
軽く500円を投じた第9レース、クッションをぐっと握りながら見入り、的中したのを見届けてウキウキしながらCM中に肩トレ。次に1000円突っ込んだ最終レースで負けて、CM中にがっくりしながらまた肩トレ。そんな午後でした。
Basic
頑張れよ〜。
CMだ! 肘枕をして両膝を曲げる。上側の手でクッションの端を握り、大きく上下に動かす。下に下ろしたときは床につけないこと。モーメントアームが長いのでクッションとはいえ結構キツい負荷が肩にかかる。
Advance
行け、行くんだ! 頼む〜!
CMだ…。四つん這いの姿勢で両手の掌を壁につけて、嘆きのポーズ。そして肘を曲げて壁を目いっぱい押して、壁ショルダープレス! できるだけ低い位置で壁を押すことで、より大きい負荷が得られる。脱力とプッシュを繰り返せ!
鍛えづらい肩を自宅で鍛えられる!
「なかなか鍛える機会が少ない肩。しかしTシャツにしろ、スーツにしろ、服を着たときの見栄えを左右する大事な部位。脱いだときのメリハリのない肩もコンプレックスだっただけに、(競馬の悔しさもバネにして)、今回はより真面目にトレーニング。Advanceで鍛える際は、両足でしっかり踏ん張ると、負荷が高まりますよ!」