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フィットネスの習慣化を助ける新感覚ライト《ライフコンディショニングシリーズ》を体験
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筋肉と脳はつながっている。筋肉が緩まないと脳は休まらないし、質の高い眠りも得られない。カラダの緊張が強くて眠れないタイプのコンディショニングとして有効なのが、筋肉をあえて緊張させてから、力を抜き心地よい弛緩へ導く「漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)」だ。
漸進的筋弛緩法は、100年ほど前にアメリカの医師エドモンド・ジェイコブソンが開発した手法。ストレッチのように、カラダを動かして筋肉に働きかけるボディワークに慣れている人にとくにお薦め。
※医学的な問題を抱えているケースでは医師の助言の下に実施すること。
「緊張を緩めて力を抜いてくださいと言われても、日頃から緊張ばかりしているとどのような状態だと力が抜けているかわかりにくい」(フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さん)
「そこであえて一度グッと力を入れてから、ストンと抜いて弛緩を感じやすくし、爪先から頭のてっぺんまで全身の筋肉を漸進的に(順を追って段階的に)緩めるリラクセーションテクニックです」
今回は就寝前を前提にしているが、日常生活のオフタイムに取り入れて行うと緊張が取れやすくなる。全部で16ステップ。簡単だから試してみよう。
ベッドやマット上で仰向けになり、鼻から息を吸って、口からゆっくり細く長く息を吐く。これを繰り返し、気持ちを落ち着かせる。
※ここから枕を使うと行いやすい。
ゆったりした呼吸を繰り返し、弛緩した感覚をじっくり味わい、そのまま眠る。すぐに眠らないときは次の消去動作を行う。10、9、8…とゆっくり0までカウントダウン。手を閉じたり、開いたり、肩を回したり、首を回したりする。カラダの感覚が元に戻ったら、眠りの準備を整える。
取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/村田真弓 取材協力/中野ジェームズ修一(スポーツモチベーション)
(初出『Tarzan』No.757・2019年1月24日発売)