ターザンが本気で考えた、愛犬といっしょに野生の動きを取り戻すトレーニング「アニマルムーブ」

愛犬と同じ目線になり、一緒に楽しく遊びながら野生の動きを取り戻そう! メニューを考えてくれたのは、モデル犬を務めたポメラニアンの小春ちゃんのパパでもあるパーソナルトレーナーの菅原順二さん。

取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 監修/<a href="/tags/junji_sugahara/">菅原順二</a>(アランチャ代表)

(初出『Tarzan』No.750・2018年9月27日発売)

愛犬と一緒に筋トレができないか。超本気で考えました。3コース全12種目で共に鍛えて、友情を深めよう!

アニマルムーブでは愛犬と戯れつつ、関節可動域を広げて動きを良くする。適した犬のサイズの目安は、小型犬から大型犬まで幅広いのも特徴だ。

愛犬のための5つのルール

愛犬が不安や危険を感じないように、下に掲げた5つのルールは必ず守る。アニマルムーブは20〜30秒×1〜2セットが目安だが、犬の事情で回数がこなせなくても無理強いはやめよう。あくまで犬も喜ぶ遊びの延長で。

  1. ドッグファーストの精神を忘れない。
  2. 犬に安全な空間を確保する。
  3. 犬が嫌がったら無理強いしない。
  4. 回数にこだわらない。
  5. アイコンタクトを忘れない。

4つのアニマルムーブ。やってみよう!

1. ベア

1/20

1. 玩具を遠くに置き、犬に「待て!」をさせながら

1. 玩具を遠くに置き、犬に「待て!」をさせながら
両手と両足を床について四つん這いで並ぶ。踵は上げて爪先立ちで。

2. 「よし!」とGOサインを出し、犬と競争しながら

2. 「よし!」とGOサインを出し、犬と競争しながら
熊が歩くように両手両足を左右交互に前に出して玩具を目指す。

2. アリゲーター

1/20

1. フードを手に持つ。両腕と両脚を伸ばしてうつ伏せに

1. フードを手に持つ。両腕と両脚を伸ばしてうつ伏せに
犬と同じ目線までカラダを低く構える。

2. 犬にフードを取られないように

2. 犬にフードを取られないように
まるでワニが歩くように肘に膝を近づけながら歩き回る。

3. モンキー

1/20

1. フードを手に持つ

1. フードを手に持つ
しゃがんで両手を床につく。

2. 両手を真横につく

2. 両手を真横につく
と同時に、サイドジャンプして移動!

3. 犬にフードを取られないように

3. 犬にフードを取られないように
サイドジャンプを繰り返す。

4. フロッグ

1/20

1. 玩具を遠くに置いてから、犬に「待て!」を

1. 玩具を遠くに置いてから、犬に「待て!」を
並んでしゃがみ、両手を床につく。

2. 「よし!」とGOサインを出したら

2. 「よし!」とGOサインを出したら
犬と競争しながら両手を前の床についてカエルのようにジャンプしながら玩具を目指す。

教えてくれた人

菅原順二さん(すがはら・じゅんじ)
菅原順二さん(すがはら・じゅんじ)/1978年生まれ。パーソナルトレーナー、トレーニングスタジオ〈アランチャ〉代表。全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。愛犬の小春ちゃん(ポメラニアン)は5か月のお転婆な女の子。重さは3kg。柴犬のハチは担当編集の親戚の愛犬。8歳のオスで重さ12.5kg。気位が高く性格はツンデレ?