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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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ここまで『ターザン』でいろいろなトレーニングを見てきたけれど、いざ始めようと思うと悩むのがウェアやギア。モデルが着ているようなウェアはカッコイイが着こなせるか不安だし、ウェイトは何が効果的で使いやすいかもわからない。そんな悩みを解決する基準をまとめてみた。
特に自宅トレーニングの際は余計なものは増やしたくない。まずは持っているものや身近なものを活用できるか考えよう。その後、最低限必要なものだけを厳選して買い揃えると効率的に始められるはずだ。
自宅トレーニングなら、普段着ている部屋着から始めるというのも手。もし新たに欲しくなったら次のことを参考にしてほしい。トレーニング中は肩や股関節まわりを動かすことが多いので、シャツはノースリーブや袖幅の広いもので、身幅は余裕のあるものを選ぶこと。
首のタグは不快に感じることも多いので、ないタイプを選ぶか、カットしよう。パンツは7分丈から膝上くらいで、開脚のしやすいものを選ぶこと。膝をついたり、バーベルなど重いものを扱うようになったりするとありがたみがわかる。つまるところ、動きやすいかどうかで考えよう。
自宅だから靴はいらないと思うかもしれないが、ダンベルの落下や転倒などのリスクを考えると、室内でのシューズもナシとは言えない。まず注目すべきは靴底だ。筋力トレーニングを行う場合は、安定性を重視してソールが硬めで、できるだけ平らなものを選ぼう。
アッパーは厚手で、くるぶしまであるものを選ぶと捻挫などのケガのリスクを抑える効果も。ランニングをする場合は靴を替えるのが正解。足が前後方向へスライドしやすいようソールが大きく反ったものを選ぶと走りやすい。アッパーはローカットで通気性がいいものにすると快適さが増す。
トレーニングの記事でよくモデルが横たわっているマット。ダンベルなどで床が傷ついたり、汗で滑ったりするのを防ぐために敷くものだが、大判のタオルがあれば買う必要はない。大きさとしてはイラストのように左右に広げた両腕と同じくらいの長さがあると身長全てをカバーできる。
毛足が長く、フカフカしたタオルなら気持ちよく運動できるはずだ。大判のタオルを持っていないなら「ヨガマット」や「トレーニングマット」の名称で売っているものを購入しよう。2,000円前後で手に入る。最初はクッション性のある5mm以上のものを選ぶこと。
自体重オンリーもいいが、ダンベルがあるとトレーニングの幅がぐっと広がる。この特集でもウェイトを使った種目を紹介しているから1つ買っておいても損はない。ダンベルには重りが固定式のものと交換式のものがあるが、初心者は成長や慣れが早いので交換式を購入しよう。
その後買い足す必要がないのもポイントだ。自宅だと床を傷つける恐れがあるのでラバーコーティングされたものがいい。もし固定式で気に入ったものがあれば、購入前にしっかりテストすること。実際に持たせてもらい、取り入れたい種目が10回ギリギリできるくらいの重さを選ぼう。
『ターザン』が提案する自体重トレーニングで欠かせないのがイス。足を乗せてのフッキンや、背もたれや肘掛け、脚を使っての種目も多い。使うときに確かめたいのが耐荷重。実際に自分の体重をかけても軋んだりたわんだりしないものにしよう。購入するなら重厚な木のタイプがオススメ。
脚も傾斜がついて後ろに倒れにくいものや、摑みやすいくらい背もたれが厚いものだとベターだ。意外と見落としがちなのが座面。お尻の形に合わせてカーブがかかったものや、傾斜がついたものだとトレーニング時のストレスになるので平らなものがオススメだ。
取材・文/緒方太郎 撮影/山城健朗 イラストレーション/羽鳥好美
(初出『Tarzan』No.704・2016年9月21日発売)