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食事制限をしながらトレーニングに励むと、通常食で栄養を補充しきれないこともある。サプリで守りを固めよう。あなたのトレーニングを後押ししてくれるサプリをずらっと紹介するサプリ名鑑。今回は「アミノ酸」。
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プロテインを構成するのは20種類のアミノ酸。これは摂取後30分〜2時間程度をかけ、小腸でアミノ酸2~3分子が結合したペプチドにまで分解され吸収されるが、初めから分解されている製品のアミノ酸は飲んですぐ吸収される。よって、筋トレ直後はまずアミノ酸を、30分以内にプロテインを飲むのがお勧め。
同時に摂るとプロテインが邪魔をし、アミノ酸の吸収速度が遅くなることも。もちろん、それを解消した製品もある。
「筋肉に蓄えられているBCAA(分岐鎖アミノ酸)はエネルギーとしても使われますから、トレーニングの前や途中で補うと、筋組織を壊してエネルギー化することを抑える方向に働きます」
アルギニンとグルタミンも筋肉づくりには重要な役者だ。
「アミノ酸のうち必須アミノ酸(EAA)は体内で合成できないので、総合的に配合されたお勧めパックのような製品もいいでしょう」。BCAAのうちロイシンはタンパク質の合成を促す信号にもなるので、ぜひ!
「欧米人に比べ、動物性タンパク質の摂取が少ない日本人は、体重1㎏当たり2gぐらいまで摂っても問題ありません」。ただし、1回の補給で代謝できる量には上限がある。「50g以上は厳しいといわれています」。
上で説明したように、一刻も早い筋肉の回復を目指すなら、筋トレ直後は外せない。「グルタミンは免疫力の向上にもいいので、合宿などカラダを追い込むような時期にも携行するといいでしょう」。
ドリンクタイプならジムなどの自販機で購入できるはず。タブレットは、必要量を小分けにして携行するのに便利だ。食間が長く空く職場なら、机の引き出しに忍ばせて、異化を防ぐ補食としても使える。
※商品情報は、記事初出時のものです。
取材・文/廣松正浩 撮影/角戸菜摘 イラストレーション/加納徳博 取材協力/杉浦克己(立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科教授、学術博士)
(初出『Tarzan』No.745・2018年7月12日発売)