糖質オフの秘密兵器は、さつま芋とお豆です。
鍛えられた肉体美を眺めて、自らを奮い立たせる。
1日3回の簡単体操で「立ち姿勢」を正す。
肩こり・腰痛改善のための「ゆったり太極拳」
我慢は禁物。適度な晩酌がダイエット長続きの秘訣だ。
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溜まった皮下脂肪は“6か月”で攻略しよう。
X脚の改善なら、股関節をリセットすべし。
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いまから始めるプロテインの5W1H|トレーニングを後押しするサプリ名鑑

食事制限をしながらトレーニングに励むと、通常食で栄養を補充しきれないこともある。サプリで守りを固めよう。あなたのトレーニングを後押ししてくれるサプリ名鑑。まずはプロテイン編。

What?|プロテインって何?

プロテインとはカラダづくりの基本であるタンパク質の英名。成人男性の推奨量は60g/日、女性は50gとされるが、運動量が上がれば当然、必要量も増す。このときに食事制限を行うと、推奨量を下回る可能性が。

プロテインには牛乳由来、大豆由来、鶏卵由来などがあるが、「減量が必要な方には大豆タンパクをお勧めします」と語るのはサプリメント開発の経験も豊富な杉浦克己博士(立教大学)。

一般に大豆タンパクは動物性食品に比べ低エネルギー。大豆イソフラボンは抗酸化作用を持ち、運動に伴う活性酸素を抑える働きも期待できる。

また、「摂取エネルギーが消費量を上回らないと、絶対に筋量アップは起こりません」とのこと。糖質制限は夕食ぐらいにとどめた方がいいという。

Why?|なぜプロテインが必要?

筋肥大を目的に強度の高いトレーニングを行えば、筋組織には微細なダメージが生じる。その回復には筋肉の主成分、タンパク質が絶対的に必要になるからだ。不足が続くと、いずれ大きなケガを招きかねない!

How?|どうやって摂る?

胃酸と反応して固まってから分解、吸収されるカゼインは牛乳中にも含まれるから、ホエイは水かジュースで希釈する。「果汁入りジュースならビタミンの補給になり、糖がグリコーゲンの回復にもつながります」。

When?|いつ摂る?

吸収の早いホエイは運動後(アミノ酸との関係は後述)がいいが、胃酸で固まりゆっくり吸収されるカゼインは就寝前でもいい。「眠りの後半は筋組織の分解(異化)が始まるので、その予防にもいいでしょう」。

Where?|どこで摂る?

筋肉の回復を急ぐなら、トレーニングを行ったその場で摂るべし。だが、攪拌に使用するシェイカーを携行するのが面倒なら、調製済みのドリンクタイプもありだ。コストパフォーマンスでは大袋入りが一番。

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ザバス ウエイトダウン 1,050g(明治)

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ガルシニアエキスも配合するなど、減量期を明確に意識した設計。大豆プロテインを100%配合し、1日2回(42g)でタンパク質を33.6g補給できる。この時期に不足しがちな11種類のビタミンと3種類のミネラルも加えてある。ガルシニアエキスも配合するなど、減量期を明確に意識した設計。大豆プロテインを100%配合し、1日2回(42g)でタンパク質を33.6g補給できる。この時期に不足しがちな11種類のビタミンと3種類のミネラルも加えてある。

アミノバイタル® アミノプロテイン(味の素)

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シェイカー不要のスティックタイプなのでトレーニング直後のタイミングを逃さない本格プロテイン。1本でタンパク質が4.0g補え、うちBCAAは3.3g! アミノ酸とプロテインという組み合わせでも吸収性は十分に確保。シェイカー不要のスティックタイプなのでトレーニング直後のタイミングを逃さない本格プロテイン。1本でタンパク質が4.0g補え、うちBCAAは3.3g! アミノ酸とプロテインという組み合わせでも吸収性は十分に確保。

ウイダー おいしい大豆プロテイン(森永製菓)

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1食(20g)当たりタンパク質10gに対し、炭水化物も7.0g配合し、疲労した筋組織への栄養成分の取り込み促進を狙う。ソイプロテインは味に癖のあるものも見かけるが、本製品はおいしさを重視し、習慣化を容易にした仕上がりだ。

DNS ホエイプロテイン SP(ドーム)

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1食(34g)当たりタンパク質は26.7gだが、さらなる筋肥大を目指しグルタミンを5,000㎎、人気の成分HMBも1,500㎎配合。また、回復期にものをいうアルギニンとシトルリンも各500㎎加えてあり、効率的なカラダづくりをサポートする組成だ。1食(34g)当たりタンパク質は26.7gだが、さらなる筋肥大を目指しグルタミンを5,000㎎、人気の成分HMBも1,500㎎配合。また、回復期にものをいうアルギニンとシトルリンも各500㎎加えてあり、効率的なカラダづくりをサポートする組成だ。

ビーレジェンド プロテイン(Real Style)

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1食当たり脂質は1.2gで108.6kcalとエネルギーも控えめだから安心してごくごく飲める。タンパク質1g当たり約3.5円とリーズナブルな価格もありがたい。タンパク質の吸収に役立つビタミンCとB6も配合。飽きのこないミルク風味。

ウィンゾーン プロテイン ホエイ(日本新薬)

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1食(29g)当たりタンパク質は20gと高配合。1日当たりの栄養素等表示基準値(2015年)の3分の1のビタミン11種とカルシウムも摂れるから、外食の多い人には食生活の柱にもなってくれそうだ。おいしいマイルドチョコ風味。1食(29g)当たりタンパク質は20gと高配合。1日当たりの栄養素等表示基準値(2015年)の3分の1のビタミン11種とカルシウムも摂れるから、外食の多い人には食生活の柱にもなってくれそうだ。おいしいマイルドチョコ風味。

ゴールドジム ホエイ&カゼイン ダブルプロテイン(THINKフィットネス)

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他の製法に比べBCAAの比率が高い独自の技術で製造したホエイプロテインに、粒子が大きく吸収の緩やかなカゼインプロテインを1対1の割合で配合。長時間の回復、成長を目指すフォーミュラになっている。他の製法に比べBCAAの比率が高い独自の技術で製造したホエイプロテインに、粒子が大きく吸収の緩やかなカゼインプロテインを1対1の割合で配合。長時間の回復、成長を目指すフォーミュラになっている。

※商品情報は、記事初出時のものです。

取材・文/廣松正浩 撮影/角戸菜摘 イラストレーション/加納徳博 取材協力/杉浦克己(立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科教授、学術博士)

(初出『Tarzan』No.745・2018年7月12日発売)

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