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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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食事制限をしながらトレーニングに励むと、通常食で栄養を補充しきれないこともある。サプリで守りを固めよう。あなたのトレーニングを後押ししてくれるサプリ名鑑。まずはプロテイン編。
プロテインとはカラダづくりの基本であるタンパク質の英名。成人男性の推奨量は60g/日、女性は50gとされるが、運動量が上がれば当然、必要量も増す。このときに食事制限を行うと、推奨量を下回る可能性が。
プロテインには牛乳由来、大豆由来、鶏卵由来などがあるが、「減量が必要な方には大豆タンパクをお勧めします」と語るのはサプリメント開発の経験も豊富な杉浦克己博士(立教大学)。
一般に大豆タンパクは動物性食品に比べ低エネルギー。大豆イソフラボンは抗酸化作用を持ち、運動に伴う活性酸素を抑える働きも期待できる。
また、「摂取エネルギーが消費量を上回らないと、絶対に筋量アップは起こりません」とのこと。糖質制限は夕食ぐらいにとどめた方がいいという。
筋肥大を目的に強度の高いトレーニングを行えば、筋組織には微細なダメージが生じる。その回復には筋肉の主成分、タンパク質が絶対的に必要になるからだ。不足が続くと、いずれ大きなケガを招きかねない!
胃酸と反応して固まってから分解、吸収されるカゼインは牛乳中にも含まれるから、ホエイは水かジュースで希釈する。「果汁入りジュースならビタミンの補給になり、糖がグリコーゲンの回復にもつながります」。
吸収の早いホエイは運動後(アミノ酸との関係は後述)がいいが、胃酸で固まりゆっくり吸収されるカゼインは就寝前でもいい。「眠りの後半は筋組織の分解(異化)が始まるので、その予防にもいいでしょう」。
筋肉の回復を急ぐなら、トレーニングを行ったその場で摂るべし。だが、攪拌に使用するシェイカーを携行するのが面倒なら、調製済みのドリンクタイプもありだ。コストパフォーマンスでは大袋入りが一番。
※商品情報は、記事初出時のものです。
取材・文/廣松正浩 撮影/角戸菜摘 イラストレーション/加納徳博 取材協力/杉浦克己(立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科教授、学術博士)
(初出『Tarzan』No.745・2018年7月12日発売)