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CHANGED THE GAME。冬を変えた“アスリートのためのベースレイヤー”

大宮アルディージャVENTUSの二人と、法政大学アメフト部の二人

酷寒の季節にシーズンを迎えるアスリートたち。冬に備えて、カラダを鍛え、その技にさらに磨きをかける。すべては勝利のために。そんなすべてのアスリートを支える鎧となる一枚がある。

冬のパフォーマンスを高める体温管理の秘訣

「冬の低温下で、高いパフォーマンスを発揮するには、ウォーミングアップだけでなく“プレクーリング”にも気を配る必要があります」ここはサッカー大宮アルディージャの拠点グラウンド。語るのは、DAHのトレーナー・高木紀史さんだ。

DAHのトレーナー・高木紀史さんと大宮アルディージャVENTUSの二人と、法政大学アメフト部の二人

西大宮のグラウンドには、日本女子代表の経験もある大宮アルディージャVENTUSの2選手に加え、アメリカンフットボール法政オレンジの2選手もジョイン。この異色の組み合わせは、本格シーズンである冬に備えるためである。

大宮アルディージャ VENTUS

2021年2月に創設、さいたま市が拠点のWEリーグ所属女子サッカークラブ。今シーズンより、柳井里奈が監督に就任。“個のストロングを活かす”新チームが始動する。チームカラーは法政と同じくオレンジ!

大宮アルディージャVENTUSの乗松選手と井上選手

井上綾香選手(左)/いのうえ・あやか フォワード、栃木県出身、背番号9。昨シーズンも日本女子代表(なでしこジャパン)に選出。162cm、54kg。「筋温を意識してなかったので、ウォーミングアップの内容も気温によって変えることが大事だと学びました」。
乗松瑠華選手(右)/のりまつ・るか センターバック、地元埼玉の上尾市出身、背番号5。昨シーズンも日本女子代表(なでしこジャパン)に選出されている。164cm、57kg。「体温を上げることばかり重視していましたがプレクーリングはやる価値がありますね」。

法政大学アメリカン フットボール部 〈オレンジ〉

1935年に創設、川崎市が本拠地の、関東学生アメリカンフットボール連盟所属(TOP8)チーム。「自由と進歩のフットボール」を掲げ、リーグ優勝19回、甲子園ボウル優勝5回に輝く。今季目標はもちろん優勝!

法政大学アメリカンフットボール部の白井選手と鵜澤選手

鵜澤祐貴選手(左)/うざわ・ゆうき 4年、ディフェンスバック、東京都出身。172cm、78kg。「目標は日本一! アメフトは冬のスポーツなので、体温についての理解も深めて、今日の話を自身のコンディショニングに役立てたいです」。
白井圭選手(右)/しらい・けい 4年、ワイドレシーバー、千葉県出身。170cm、70kg。武器はクイックネス。卒業後も社会人でのプレー続行を表明。「シーズン末まで時間はわずかですが、自分の体温にも意識して練習に取り組んでいきます!」。

高木さんによると、体温には3つの種類があるという。ひとつは、カラダの表面の皮膚温度。もうひとつは、筋肉が動いて生み出される筋温。そして、カラダ内部の深部体温だ。

「高いパフォーマンスを発揮するには、筋温を至適なレベルまで上げておくことが必要で、そのためにウォーミングアップを行います。しかし低気温だと、せっかくのウォーミングアップも、冷えた皮膚温度に筋温が移動し、奪われてしまいます」

温度が高い所から低い部位へ移動する“熱伝導”が起こるのだ。

「皮膚温度は、外気温に連動します。気温が高ければ熱伝導は起きませんが、冬は筋温が奪われてしまうのです」

優れたベースレイヤーが過度な熱伝導を防ぐ

こうした冬の過度な熱伝導を防ぐために、優れたベースレイヤーが必要なのだ。

「ベースレイヤーは、熱伝導を防ぎ、皮膚を外気にさらさないためのウェアです。肌にピッタリ密着するコンプレッションタイプは筋温が奪われにくくなります」

高木さんは、サッカーやアメリカンフットボールなどの持久性を伴う競技では、筋温を上げておくだけではなく、深部体温の過度な上昇によるパフォーマンスの低下も懸念する。

「深部体温が高くなれば、汗をかいて、その気化熱を利用して体温を調整します。そのためベースレイヤーには、速乾性も求められます。乾きにくいウェアだと、さらに深部体温が上がり、脱水状態に陥りやすい無効発汗を招きます。優れたベースレイヤーを小まめに着替えられれば、この冬は確実に変わります」

《UAコールドギアアーマー フィッティド ツイスト ロングスリーブ モック シャツ》
法政大学アメリカンフットボール部の白井選手と鵜澤選手

写真左から白井選手、鵜澤選手。

高密度なマイクロファイバー糸を使用することで、多方向への伸縮性に優れ、暖かさと快適さを両立する《コールドギアアーマー》のロングスリーブシャツ

脇の下に施されたストレッチメッシュ構造の2重の生地が、高い吸汗速乾性能を発揮する。しかも首まわりは、ほどよい高さのモックネックなので、動きを妨げることなく暖かさも逃がさない。防臭機能も搭載。

5色展開、8,800円。

《UAコールドウェザー ファネルネック シャツ》
大宮アルディージャVENTUSの乗松選手と井上選手

写真左から井上選手、乗松選手。

アスリートのパフォーマンス向上のさらなる追求から、今季アップデートされたベースレイヤー。

高密度なマイクロファイバー糸で、暖かさと快適さを両立し、高い吸汗速乾性で汗冷えを防ぐ「コールドギア」を採用。フィット感の向上により、セカンドスキン(第二の皮膚)感覚の着心地を実現した。首すじにフィットするチューブ状のファネルネックを採用。

2色展開、8,800円。

運動前に深部体温を下げる“プレクーリング”とは?

さらに高木さんは“プレクーリング”の重要性も指摘する。

運動前に、いったん深部体温を下げることを“プレクーリング”と呼びます。冷たいスポーツドリンクでも、首すじなどのアイシングでもいいのですが、運動の継続時間を長くするためにも、ゲームの前後半の切り替えのタイミングなどを活用したプレクーリングが有効です。冬でも持久性の高い運動を長時間続けると、深部体温が過度に上がってしまうからです」

酷寒な環境で、シーズンを迎えるアスリートたち。トレーニング科学の進歩、高機能なベースレイヤーのさらなる進化は、アスリートたちの高いパフォーマンスを確実に支えてくれる鎧となる。

最後に高木さんが紹介した言葉がある。“成功の秘訣は、他の何よりも、まず準備をすることである”。この冬を変える一枚、それは〈アンダーアーマー〉。

冬を変える、アンダーアーマーのラインナップ
法政大学アメフト部の白井選手と、大宮アルディージャVENTUSの乗松選手。

白井選手着用(左):《UAウインターニット 3レイヤージャケット 3.0》 乗松選手着用(右):《UAハイブリッドニット フルジップ フーディー》

《UAウインターニット 3レイヤージャケット 3.0》

撥水性の高い表地、防風機能に加えて衣服内の湿度を放散させるフィルム、保温性の高いフリースの3層レイヤーのジャケット。肘の内側に施されたダーツ(縫い)によって動きの自由度を高めるなど、冬のタフな環境でのトレーニングに快適性をプラスする。袖口に親指を通せるサムホール、後ろの裾が長いドロップテイルを採用するなど、こまやかな作りの防寒仕様。2色展開、19,800円。商品詳細はこちら

《UAハイブリッドニット フルジップ フーディー》

防風性を備えた布帛(織物)と伸縮性に優れたニット素材を組み合わせた、フルジップジャケット。織物とニットの“いいとこ取り”なので、スリムなフォルムながら激しい動きを妨げないストレッチ性と機能性があり、上質な着心地を提供してくれる。しかもフード付きなので、悪天候下でのトレーニングでこそ、高いパフォーマンスを発揮してくれる一着。2色展開、16,500円。商品詳細はこちら

INFORMATION

アンダーアーマーロゴ

https://www.underarmour.co.jp/

商品に関する問い合わせ先/ドームカスタマーセンター TEL:0120-106-786

取材・文・編集/大田原透 撮影/小川朋央 取材協力/高木紀史(DAH パフォーマンステクニカルディレクター)

初出『Tarzan』No.869・2023年11月22日発売

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