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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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背中で手を組めない、腕が回らない人は肩まわりの筋肉が凝り固まっている証拠。そんな人には、骨格と筋肉の連動性を取り戻す「モーションリリース整体」と、骨格の歪みの原因となる硬く縮んだ筋肉をほぐす「テニスボール整筋」がおすすめ。効果はすぐに出るとは限らないので、合うと感じたケア法は最低1か月は続けてみよう。
石垣英俊さん
いしがき・ひでとし/鍼灸あん摩マッサージ指圧師、カイロプラクティック理学士。解剖学と東洋医学の知見を融合させた施術を行う〈ホリスティッククーラ〉代表。背骨からのケアを重視し、日本脊椎養生協会では指導者の育成にも取り組む。近著に『最強デコルテほぐし』(大和書房)。
背中に上下から回した手を摑めないのは、肩甲骨まわりの筋肉が固まっている証拠。自体重を使って負荷をかけながら、上腕をテコに肩甲骨をしっかりと寄せ、柔軟性を取り戻そう。
❶床に膝を立てて座り、両手を肩幅より少し広めに開いて、お尻から少し後ろの位置につく。肘を軽く曲げ、手の先はやや外側に向けて「ハ」の字に。
❷顔は正面に向けたまま、上体をねじるようにして、肘を左右交互に内側に寄せる。左右5回ずつ、2〜3セットを目安に行う。
村木宏衣さん
むらき・ひろい/エイジングデザイナー。サロン〈Amazing♡beauty〉主宰。エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックを経て独自の「村木式整筋」を確立。セルフケア法を紹介する『整筋・顔体大全』(日経BP)など著書も多数。
肩の真横にある三角筋が凝り固まると、スムーズな腕の動きの妨げに。本来はセルフでケアしづらい部分だが、壁によるサポートでアクセスが容易に。ボールを転がして痛気持ちよくほぐす。
肩先から腕の外側に盛り上がるのが三角筋。カラダの真横にある筋肉の中央を縦に3か所、逆三角形になった前側のキワ3か所をそれぞれほぐす。
三角筋の真横と壁の間にボールを挟み、もたれかかるようにカラダを傾けたら、上下に小さくカラダを揺らして筋肉をほぐす。2~3cmほどずらして上から下まで3か所。
今度は三角筋の前縁にボールを挟み、前に体重をかけるようにして圧をかける。同様にカラダを小さく上下に揺らし、上から順に2~3cmくらいずらして3か所を行う。
モーションリリース整体:取材・文/新田草子 撮影/石原敦志 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 監修/石垣英俊 テニスボール整筋:取材・文/オカモトノブコ 撮影/山城健朗 スタイリスト/川合康太 ヘア&メイク/村田真弓 監修/村木宏衣
初出『Tarzan』No.853・2023年3月23日発売