ストレッチ+筋トレで深層までほぐす
デスクワーク中、前傾姿勢で猫背がクセになり、肩甲骨が固まると、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋といった首と背中の筋肉の緊張が強まり、血行が悪化。痛みを発する物質が出てくる。
まずは肩甲骨をショルダー・ローテーションでダイナミックに動かし、ストレッチと筋トレで表層の僧帽筋、その奥にある肩甲挙筋と菱形筋を伸縮させてほぐそう。
紹介するトレーニングのやり方
- エクササイズは順番通りすべて行う。
- どこを鍛えているかを確認して意識する。
- ペットボトルは、所定の回数がようやくこなせるサイズを選ぶ。
① ショルダー・ローテーション
回数:前後に各15~20回×1~2セット
ターゲット:僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋
両足を腰幅に開いてまっすぐ立ち、背すじを伸ばして胸を張り、両手を肩に添える。手をつけたまま、肘でできるだけ大きな円を描くように前から後ろへ回す。
後ろから前にも同様に大きな円を描いて回す。
② スキャプラ・ストレッチ
回数: 15~20回×1~2セット
ターゲット:僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋
両足を腰幅に開いて立ち、手の甲を正面に向けて胸の前で前腕の内側をつける。そのまま肘が鼻の前に来るまで前腕を高く引き上げ、三角形を作るように両腕を伸ばして指先をタッチ。
前腕を内向きに回す内旋をしながら、肘を曲げて脇腹まで下ろし、手のひらを外側に向ける。
③ シュラッグ
回数: 15~20回×2~3セット
ターゲット:僧帽筋、肩甲挙筋
両手にペットボトルを持ち、両足を腰幅に開いてまっすぐ立つ。肘を伸ばし、肩を落としてボトルを太腿の前で構える。
肘を伸ばしたまま、肩をすくめるようにボトルを引き上げ、元に戻す。上げる際、胸を高く保ち、僧帽筋が働きやすいように顎を引き、肩も少し後ろに引く。