あの名店の筋肉レシピ:イワシのレモン煮込み
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈トラットリア モンテトミ〉オーナーシェフ・富山秀一朗さんに教えてもらった「イワシのレモン煮込み」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.840・2022年8月25日発売
富山秀一朗さん
教えてくれた人
〈トラットリア モンテトミ〉オーナーシェフ。フィレンツェやプーリアで経験を積む。帰国後、2015年に現店開店。20年から同店で週2回昼のみ〈昼間のトミさん〉としてグルテンフリー無化調スパイスカレーを提供。
好きが高じて、週2回ランチで作るスパイスカレーも人気。ジム歴約6年、〈トラットリア モンテトミ〉の富山秀一朗さんに、食欲UP!する“スパイス×イタリアン”を作ってもらった。
「前菜はイワシを骨ごと、カルダモンを加えて爽やかに煮込んだレモン煮。作りたてはもちろん、冷蔵庫で冷やしてもおいしいです」
イワシのレモン煮込み
材料:2人分
- イワシ(頭と内臓を取り除いたもの)…6尾(320g)
- 水…2カップ
- 塩小さじ… 1弱
- レモン(皮を剝き、半月切りにする)…1個
- ミニトマト(櫛切りにする)…4個
- ニンニク(薄切りにする)…1片
- カルダモン(ホール)…6個
- ディル… 6本+飾り用…2本程度
- オレガノ(乾燥)…少々
- パセリ(みじん切り)…適量
作り方
- 鍋にイワシを並べ、水、塩、レモン、ミニトマト、ニンニク、カルダモン、ディルを加え、蓋をして強火にかける。
- 1が沸騰したらオレガノを加え、蓋は取ったまま、弱火〜中火で様子を見ながら20分ほど、水分を飛ばしながら煮込む。
- 器に2を煮汁と一緒に盛り付ける。パセリを振り、飾りのディルを乗せる。
ポイント
栄養ポイントはココ!
日頃からカルシウムが不足気味の人は案外多いもの。このイワシを骨ごと食べる前菜はタンパク質のほかカルシウムの補給にも最適。また、イワシはカラダにいい油・オメガ3系の中でもより健康効果の高いEPAが豊富です。 by管理栄養士 河村玲子さん