あの名店の筋肉レシピ:パラクパニール風豆腐カリー
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈Spice Drunker やぶや〉代表の藪晋伍さんに教えてもらった「パラクパニール風豆腐カリー」。
photos: Chihiro Oshima, Shu Yamamoto text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.831・2022年4月7日発売
藪 晋伍さん
教えてくれた人
TV局ADを経て2012〜16年、プロボクサーとして活動。同時にスパイスにハマり、南インド料理店などで修業。昨年スパイス料理と燗酒のペアリングを味わえる現店開店。
元プロボクサーの〈Spice Drunker やぶや〉の藪晋伍さんによるヘルシースパイス料理。今回はタンパク源にもなってくれる豆腐とスパイスのマッチング。
「カリーは、インド風カッテージチーズ“パニール”の代わりに豆腐を使ったホウレンソウカレーです。豆腐はしっかりと水切りを。カレー粉やガラムマサラなどのパウダースパイスは焦げやすく、炒めるときは弱火に。それがスパイス料理をおいしく作るコツです」
パラクパニール風豆腐カリー
材料(4人分)
- ホウレンソウ…1袋(300g)
- 木綿豆腐… 1丁(300g)
- 玉ネギ(スライス)… 150g
- おろしニンニク(チューブタイプ)…小さじ1
- おろしショウガ(チューブタイプ)…小さじ1
- トマトピューレ…大さじ1
- カレー粉 (赤缶など何でも)…大さじ1
- ガラムマサラ…小さじ1/2
- オリーブオイル(ピュア)…大さじ2
- 塩…小さじ1
- カスリメティ(手に入れば)…適量
作り方
- 豆腐をキッチンペーパーに包み、重しを乗せてしっかり水切りする(1~2時間ほど)。一口大にカットする。
- 湯を沸かし塩少々(分量外)を加え、ホウレンソウを入れてクタッとなるまで茹でた後、氷水に浸けて冷ます。ミキサーでピューレ状にする(なければ包丁で叩きながら細かく刻む)。
- 鍋にオリーブオイルをひいて中火で熱し、玉ネギ、塩を加え茶色く色づくまで炒める。
- 3にニンニク、ショウガを入れて炒め、強い香りが飛んだらトマトピューレを加え、ひと呼吸おいてカレー粉を投入。弱火にして1分ほど炒めて香りが立ってきたら、2を加える。
- 4が沸いてきたら1を加え、蓋をして5分程度煮込む。ガラムマサラを加え混ぜ合わせる。器に盛り、好みでカスリメティを振る。
ポイント
栄養ポイントはココ
カレー粉同様、ガラムマサラもミックススパイス。健胃、代謝促進など、スパイスの相乗効果がより期待できますね。木綿豆腐は絹豆腐より水分が少ない分、栄養が凝縮。料理や好みで使い分けするのはいい方法です。(管理栄養士 河村玲子さん)