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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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トレーニングの軌跡を偽りなく物語るもの、それが筋肉だ。最終回となる今回は、老舗和菓子屋を営む榊萌美さんに迫る。
筋トレデビューは2年前。減量中も和菓子ならOKとするトレーニーがいるなかで女将の私がぽっちゃりでは、お客さんに「結局和菓子は太るんだ」と思われるかも…。そう案じ、「痩せ」目的で始めました。
アパレルに勤めていた時は洋服を着こなしたいという意識が強く、そこまで太っていませんでした。でも20歳になり和菓子屋を継いだ当初は気が緩んだのか、焼き肉屋でファミリーセットを一人で完食したり、ごはんを大盛り2杯食べたりと日々爆食い。
もともと甘党ですし、今思えばぽっちゃりするのも当然ですよね。
痩せると決めてからは脂質×糖質を避けるため、洋菓子を控えて、和菓子ならたまにはヨシとしました。今はボディメイクをしているので、バターを使うスイートポテトや小麦粉を使うカステラは我慢し、草餅やフルーツ大福などを選びます。
ただし試作を食べるのも大切な業務なので、試食した日の夕食は主食を抜き糖質過多にならないよう調整します。
忙しく筋トレがままならない時期もありますが、最近はパーソナルトレーニングを。家でも実践できそうなお尻・背中・お腹に特化した種目をトレーナーに教わり実践。入浴後に仕事のメールチェックをしながらレッグレイズをしたり、タオルの両端を掴んでラットプルダウンをしたりと工夫を凝らしています(笑)。
またお店のチラシをポスティングするのに2時間ほど歩くのが、結果的にいい有酸素運動に。「チラシ見たよ」とお客さんが来てくれると嬉しいので、これからも続けたいルーティンです。
なんとなく和菓子屋っておじいちゃんやおばあちゃんが営むイメージがあると思いますが、私のような“元ギャルの平成生まれ”が和菓子を売ることで幅広い人に興味を持ってほしい。そのきっかけになる存在でありたいです。
私にとって筋トレは理想の自分でいるための手段です。
取材・文/門上奈央 撮影/角戸菜摘
初出『Tarzan』No.829・2022年3月10日発売