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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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きちんと栄養を摂れば、セックスを阻む不調を改善できる。男女それぞれが抱えてしまう代表的な症状と、解決へと導くレシピを紹介。今回のお悩みは、男性の「モタ・ナイス」について。
「下半身はかろうじて元気。でも、最近のセックスで2回戦まで突入した記憶は…ほとんどない。それどころか1回目でも体力が続かず、息も絶え絶え。イったフリをしてしまう時も。行為後、物足りなさそうにしているパートナーの姿を見るのがツラい」
「セックスも運動の一種であり、筋肉と体力を使います。スタミナをつけるには、トレーニングと同様にタンパク質の摂取が重要になります」 即パワーを発揮する食材に、管理栄養士の河村さんは鶏胸肉とビーツを挙げた。
「タフなカラダを作るイミダペプチドと、運動中の筋肉のエネルギー源となる必須アミノ酸BCAAがたっぷり。体力を保つアスパラギン酸を持つアスパラを添えると最強です。また、“飲む点滴”と名高いビーツにも持続力を維持する硝酸塩が豊富。一酸化窒素を合成し、血管を緩める ので勃起力を助けます。
強い抗酸化作用があるベタシアニンによって疲れ知らずになるかも。主食には糖質を素早くエネルギーに変えるビタミンB1を含む全粒粉パンがおすすめ」(管理栄養士・河村玲子さん)
完食後はパートナーとベッドへGO!
①鶏胸肉のレモンマスタード焼き(野菜を添えて)
②ビーツのスープ
③全粒粉のパン
当企画『セックスのお悩み改善レシピ』では男女別に陥りがちな性にまつわる症状を3つずつピックアップ。それらを食事から改善すべく、悩みに働きかけるレシピを管理栄養士・河村玲子さんに教えてもらった。
「食べたそばからギンギンに!というわけではなく、日々の献立に取り入れることで改善が見込める内容になっています」
性欲スイッチをオンにする食材は身近に溢れている。今回は自身の問題をこっそり解決するだけでなく、頭を抱えるパートナーに作るのも一考だ。もしくは二人でキッチンに立って、料理をするのもいい。刺激的な夜の幕開けにつながるから。
取材・文/松岡真子 撮影/小川朋央 イラストレーション/村林タカノブ 監修・料理製作・スタイリング/河村玲子
初出『Tarzan』No.816・2021年8月5日発売