THE RAMPAGE from EXILE TRIBEが最新フィットネス機器を試したら
最新EMSに、スマホ連携の縄跳びなど、最新技術を駆使したアイテムの数々を、ランペイジの2人が本音でお試し。楽しさ、使える度、コスパをチェックします。(雑誌『ターザン』No.815〈2021年7月21日発売号〉より全文掲載)
取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/中瀬拓外 ヘア&メイク/谷川一志
初出『Tarzan』No.815・2021年7月21日発売
ホーム・フィットネスの効果をさらに高めてくれるのが、最新のテクノロジーを駆使したギアの数々。一体、何がどうスゴいのか。厳選した5つのアイテムの実力をチェックしてみよう。カラダを張って評価してくれるのは、〈THE RAMPAGE from EXILE TRIBE〉のパフォーマー2人。武知海青(タケチ)さんと、浦川翔平(ショウヘイ)さんだ。
武知海青
LDHのパフォーマーのトレーニングの狙いは、ライブで動けるカラダを作ること。 「僕の場合、それに魅せるカラダを作るという目的が加わります」と語るタケチさん。筋トレは基本的にジムで行い、好みのマシンを求めてジムをハシゴすることもあるという。でも、コロナ禍で宅トレの大切さを見直したらしい。 「昨年の緊急事態宣言中、ジムが閉まり、毎日自宅で筋トレしていました。自体重で鍛えたのですが、体重を支えながら動く難しさと重要性を再認識しました。自宅でウェイトを使わずに行うトレーニングの相棒を見つけたいですね」
浦川翔平
一片の贅肉もないシェイプされた細マッチョだが、ショウヘイさんは意外にもトレーニングらしいトレーニングはしていないそう。「リハ中は何時間も踊りっぱなしだし、リハがない日はスポーツセンターでひねり技やバク宙などのアクロバットで遊んでいる。動いた分だけ筋肉が付くタイプです」。 LDHのメンバーは全員ガチで鍛えているというイメージが強いからか、友人たちから「どんなエクササイズがいいの?」とよく聞かれて困っているとか。「今日は、みんなに自信を持ってオススメできるエクササイズとアイテムを探したいと思います!」。
総勢16名からなるザ・ランペイジのパフォーマーの中でも、2人は対照的な存在。タケチさんは、他のメンバーも一目置く筋トレマニア。コンテストで優勝するほどの筋肉美を誇る。 一方のショウヘイさんは、スピード感に溢れた機能的なカラダの持ち主。体脂肪率4%台のキレキレボディを保っている。2つの異なる視点からの評価を参考に、自分に合うフィットネスギアを見つけよう。 メイキングの様子はこちら!
目次
EMSトレが手軽に体験できる次世代型スーツ。
2人とも、興味津々だったのに未体験だったのが、EMS(筋電気刺激)を使ったトレーニング。そこで、6月発売の次世代型EMSスーツ《シックスパッド パワースーツライト アブズ》を早速お腹に巻いてもらった。
「腹筋が勝手にピクピクする。低周波マッサージ的な感じ?」(ショウヘイ) 実は筋肉が効率的に鍛えられる周波数に、リズミカルに刺激が次々切り替わる独自プログラムを搭載する。 EMSスーツを巻いたまま、縄跳びやジャンピングランジなどで動いてもらった。インプレッションは? 「腹筋は意識しにくい部位ですが、そこをピンポイントで刺激するから、腹筋が発達しやすい」(タケチ) 「腹筋が弱いと他の部位に負担がかかるから、トレーナーさんに『腹筋を強化して』と言われていて…。どうすればいいか悩んでいたので、これは丁度いいですね。ながらでお腹が鍛錬できるなんて最高」(ショウヘイ)
価格は3万円台だと知らせると…。 「それなら買いだ!」と思わずハモってしまう2人だった。
VR技術も活用。ゲーム感覚で全身を鍛える。
「おぉ、これって筋斗雲みたいじゃね?」 ショウヘイさんをそう興奮させたのが、ドイツ発の最新デジタルワークアウトマシン《イカロス・クラウド》。確かに見かけはアニメ『ドラゴンボール』に出てくる筋斗雲に似ている。
空は飛べないが、ジャイロセンサー付きのスマホやタブレットと連動させると、姿勢と重心の変化をリアルタイムに検知。不安定な本体上でカラダを動かしながら、姿勢と重心を崩さないように保つと、体幹を中心に全身が鍛えられる。
「重心の移動をつねに教えてくれるのがいい。立ってやると、体幹だけじゃなく、下半身にも来る。ちょっと動いただけで、脚が手羽先みたいに締まってきたぞ。違うか」(ショウヘイ) さらに、別売りのVRゴーグルを装着すると、仮想現実空間でゲームをしながらのトレーニングも可能。2人がチャレンジしたのは、サバンナを舞台に、チーターになりきり、ガゼルを狩るゲーム。イカロスに四つん這いになり、前後に激しく動かすほどチーターがスピードアップし、ガゼルにどんどん迫る。
「トレーニングをしている感覚がまったくないのに、気づいたら筋肉を目一杯使っている」(タケチ) 価格は少々高くて19万8000円。 「思ったより高いなぁ」(ショウヘイ) 「でも、筋トレマシンは40万円とか平気でするから、安いかも」(タケチ) 「じゃ、買ってよ。海青んちで遊ばせてもらうからさ〜」(ショウヘイ)
姿勢の微妙な乱れをアプリが教えてくれる。
プランクなどの体幹トレが効かずに挫折した人に試してほしいのが、アプリ連動型体幹トレーニングパッド《プランクパッドプロ》。
まず、傾きを感知するアプリをダウンロードしたタブレットやスマホをボードに置く。体幹トレを行うと、ユーザーの動きとアプリが連動し、姿勢が崩れると警告音で知らせる。タブレットに表示される見本通りにタケチさんがやってみるが、最初は姿勢が崩れてピー音が鳴りっ放し。
「タケチ先生でもこうなるなら、これは相当ムズいね」(ショウヘイ) それでも「あ、お尻を上げれば安定する」とコツを掴んだんだタケチさん。以後はピー音が激減してきた。 「自宅トレは自己流に陥りがち。これがあれば、体幹の筋肉に本当に効かせられそう」(タケチ) 楽しみながら体幹を鍛えるゲームも内蔵。サーフボードに見立ててボード上に立ち、サメや障害物を避けるゲームに、ショウヘイさんが挑む。
「めっちゃサメ来る! あ、喰われた。あ、死んだ」と大騒ぎ。 「夢中になれるから、飽きずに続けられる! それで結構体幹に来る。これなら腹筋が速攻で割れるな(とTシャツをめくり)、あ、まだ割れてなかった(笑)」(ショウヘイ)
有酸素運動をデジタル化する進化した縄跳び。
続いて登場は《スマートロープ ピュア》。高性能のセンサーを内蔵し、スマホと連携して縄跳びの回数、消費カロリーなどが計測できる“進化した縄跳び”だ。
早速手に取ると、猛スピードで跳び始めたのは、ショウヘイさん。 「小学校時代、技を覚えるとスタンプがもらえるカードがあって、縄跳びばかりやっていたから、大得意!小学生の頃の頑張りが、こんな形で生きるとは(笑)」(ショウヘイ) 続いてタケチさんも跳び始める。こちらもリズミカルなステップだ。 「ウマいじゃん」(ショウヘイ) 「さっき、ショウヘイが跳ぶ姿をじっくり観察したから」(タケチ) 「吸収するの速えなぁ。二重跳びをすると、ちゃんと2回とカウントするんだね。コレ、頭いいぞ」(ショウヘイ)
二人ならどう活用する? 「減量期の有酸素運動に最適だと思う。体脂肪を絞り、ボクサーのようなスタイリッシュなボディになりたい人にオススメです」(タケチ) 「縄跳びは回数を自分でカウントするのが案外大変。跳ぶのに没頭しすぎると途中でわからなくなり、挫折する。これは二重跳びまでカウントするから、達成度が正確にわかり、モチベーションも保てそう」(ショウヘイ)
リズムに合わせて本格ボクシングトレーニング。
20代前半の2人は完全なゲーム世代だが、カラダを動かすゲームは意外にも未体験だという。 「仕事柄、いつもカラダを動かしているので、ゲームくらいはじっと坐ってやりたい」(ショウヘイ) そんな2人が試したのは《ニンテンドースイッチ》で楽しむボクシングエクササイズゲーム『フィットボクシング2―リズム&エクササイズ―』。リズムに合わせてパンチを繰り出す、いわゆる“音ゲー”だ。
トップバッターはショウヘイさん。ノリノリでスタートしたが、なかなかパンチがジャストミートしない。
「リズムを一度崩されると、パンチが当たらなくなる。“パンチが流れています”なんてアドバイスが入るから、バレバレなんだね」(ショウヘイ) 結果は、ジャブの成功率が56%、ストレート61%と少々不本意。 「ダンスTEPPENの称号が泣く! リベンジしたい! 短時間だったけど、じんわり汗かいた」(ショウヘイ)
次はタケチさん。ジャブ、ストレートに加えてフックもあるコースを選択。マッスル系キャラなのに、軽いフットワークでパンチを次々決める。結果はジャブ、ストレート、フック全部が百発百中のパーフェクト。 「さてはオレのを見てたなぁ」(ショウヘイ)