• 股関節を柔らかく&体幹を鍛える。太極拳の4つの動き
TRAINING
2021.10.04

股関節を柔らかく&体幹を鍛える。太極拳の4つの動き

太極拳で体幹を鍛える

太極拳で股関節&体幹を鍛える。

太極拳の基本姿勢は股関節を緩めて中腰で立つというもの。股関節の可動域ブレない体幹が肝になる。

「ただしこれは健康目的の太極拳ではなく“基本功”や“太極功”という武術の太極拳の話です。股関節を柔らかくし、背骨や腰を主体とする体幹の力を四肢に伝える。全身が一体となって動くということが重要です」と言うのは、医療気功の専門家、鵜沼宏樹さんだ。

教えてくれた人
鵜沼宏樹(うぬま・ひろき)
鵜沼宏樹(うぬま・ひろき)/統合鍼灸治療院〈元気〉院長。鍼灸・指圧師。1981年に中国北京中医学院に留学。当時から中国各地の気功師、太極拳家を訪ねて技術を磨く。医療気功に関する著書多数。

「ラバーチューブなどの負荷がかかった状態をイメージしながら鍛錬していくと、リラックスした状態で相手を倒すことができます。これはスポーツのパフォーマンスアップにも必ず役立つはず」

ウォーミングアップとして「弓歩(きゅうほ)」「仆歩(ぼくほ)」を行った後、2種類の“基本功”を行う。といっても頭の中で想像力を駆使して負荷をかけるので、やりすぎは心身の疲労につながる。各10回程度に留めておくこと。

ステップ① 弓歩(きゅうほ)

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太極拳で体幹を鍛える
太極拳で体幹を鍛える
  1. 両手を前脚の太腿の上に乗せて前後に開脚。
  2. 次に後ろ足の踵を浮かせる。
  3. 呼吸に意識を向けると重心が自ずと下がっていく。
  4. 左右行う。

ステップ② 仆歩(ぼくほ)

太極拳で体幹を鍛える
  1. 今度は両足を真横に開いて重心を下げていく。
  2. 呼吸に意識を向けると
  3. 股関節まわり、仙腸関節まわりの筋膜が緩んでくる。
  4. 左右行う。

ステップ③ 開合昇降法

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太極拳で体幹を鍛える
太極拳で体幹を鍛える
  1. 空気の入ったゴムボールを抱えて
  2. 全身で押しつぶすようなイメージで重心を下げる。
  3. 伸び上がるときはゆっくりボールを膨張させる。

ステップ④ 前後纏絲(てんし)法

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太極拳で体幹を鍛える
太極拳で体幹を鍛える
太極拳で体幹を鍛える
  1. 手首から腕全体がラバーチューブで逆方向に引っ張られているようなイメージで行う。
  2. 手だけ動かすのではなく股関節の力で腕を戻す。

※濃いピンクの矢印が腕の動き、薄いピンクの矢印がイメージ上のラバーチューブの動きです。

取材・文/石飛カノ イラストレーション/竹田嘉文

初出『Tarzan』No.814・2021年7月8日発売

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