皆さんは、プロギング(PLOGGING)をご存じだろうか。2016年にスウェーデン出身のアスリート、エリック・アルストロム氏が始めたもので、一言で説明するなら、「ランニングをしながらゴミを拾う」というものだ。
誰もができるシンプルなフィットネスであることと、健康志向と環境問題への注目度の高まりとの相乗効果によってスウェーデンで人気に火がつき、ヨーロッパ、アメリカ、アジアへと拡大。日本でも、〈プロギングジャパン〉が発足し、定期的にイベントが行われている。実際に、普段行っているランニングにゴミ拾いが加わるだけで、心身が得られる恩恵は大きくなる。
「ゴミを拾うことで走るペースに変化が生まれて心肺機能のいいトレーニングになりますし、スクワットやランジの姿勢でゴミを拾えば下半身の筋トレになります。たとえ走るのを途中でやめてしまっても、社会貢献できたという充実感が残るはずです」
とプロギングジャパン代表の常田英一朗さんは言う。SDGs時代のフィットネス、楽しんでみませんか?