【今回の筋肉】平野龍一さん
きっかけは、トライアスロン。
社会人になってから40代中盤までは年間450日分働く“THE仕事人生”(笑)。登山仲間の誘いで4年前にトライアスロンに挑戦し、味わったことのない達成感に心を奪われました。
スイム、バイク、ランの3競技を行うため、全身の筋肉が発達しますが、競技のパフォーマンスに直結するという点で最重視しているのはインナーマッスル全般。ただ目視ができないので、どれくらい発達したのか確認するのは難しい。練習中はフォームや使うべき筋肉を強く意識しています。この積み重ねによって、今のカラダになりました。
一番のモチベーションは走った後のビール。
筋肥大のために鍛えた経験は実は一度もありません。ケガを予防するには筋トレを習慣化すべきだと理解しつつ、競技の練習を優先しがち。3競技ある分、得手不得手は人それぞれで競技スタイルも多様。
僕自身は何か一つの競技が秀でるよりも、3つをバランスよく習得したい。よって筋肉が全体的に発達した、均整のとれたカラダが理想です。
…と持論を語ると「ストイックだなあ」と思われるかもしれませんが、全く。むしろ一番のモチベーションは走った後のビールと言っても過言ではありません(笑)。競技仲間にも左党が多いのですが、レース後に彼らと一緒に飲むビールの至福といったら!
トライアスロンはレースといっても突き詰めれば自分との闘い。究極の個人競技なので、仲間との交流が心の支えです。体型や二日酔いを気にして飲むことは一切ないですし、普段の食事でも好きなものを自由に食べます。フィットネスはとにかく楽しむに尽きる、というのが僕の考えです。
次の目標はアイアンマンレースを10時間台で完走すること。以前ケアンズのレースに出た時は完走できたもののタイムに納得いかず…リベンジしたいです!