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ローカルとシティを自在に行き来する、《エクリプス クロス PHEV》の実力
奥深い山中でも電気が使える。《エクリプス クロス PHEV》は、アウトドアを主戦場とするライター兼キャンプ場スタッフの強い味方だ。
取材・文/豊田耕志 撮影/五十嵐一晴 撮影協力/HYTTER LODGE & CABINS
初出『Tarzan』No.806・2021年3月11日発売
世間は春めいてきたが、こちらはまだまだ積雪が残る蓼科のキャンプ場〈HYTTER LODGE & CABINS〉。名残惜しそうに今季最後の雪上キャンプを楽しむのは、本誌をはじめライターとして活躍する黒澤祐美さん。
実は彼女、今年意を決して、神奈川から長野へと移住。新たにキャンプ場のPR担当という肩書きが加わった。仕事の合間を縫って仲間とするキャンプは格別。その脇に停車するのは、三菱の《エクリプス クロス PHEV》。
昨年暮れにマイナーチェンジを果たし、待ちに待ったプラグインハイブリッド仕様が登場したこのクルマに乗ってもらいたかった理由がある。というのも、スノボや登山で汗を流すアクティブ派で、日頃から《アウトランダー》を愛車にする三菱ユーザーだったから。
「クルマはアウトドアを楽しむのに不可欠な相棒でした。最初の頃は何より移動することが大好きで、見た目は二の次で乗れればいいやくらいの感覚。そんなカーライフの中で出合ったのが、アウトランダーだったんです。ダイナミックシールドを配した精悍なフロントフェイスは私好み。初めて心から欲しいと思えるクルマを手に入れた感動もあったのか、山へ行く機会も格段に増えて、いつの間にか蓼科へ移住しちゃいました(笑)」
そんな運命的なモデルとエクリプス クロスは兄弟分。素人目には見分けがつかないが、黒澤さんの目にはどう映るのだろう?
「クールでかっこいいですよね。アウトドアに寄りすぎず、都会に寄せすぎず、ちょうどいい面持ち。東京に出向いても、そのまま街に溶け込む雰囲気だし、コンパクトだから狭い道もストレスなく通り抜けてくれそう」
と、山道でステアリングを握りながらの印象は上々。プラグインハイブリッドならではの静かな走りもだいぶ気に入ってくれたようだ。ちなみにフル充電で走れる距離は57km。普段はEVで、東京に出張するときはガソリンで発電しながら。自然に優しい使い方ができるのも黒澤さんにぴったりな気がする。
「何といっても、荷室に備わった充電用コンセントが嬉しいですね。プロのトレイルランナーをサポートする仕事もやってるんですが、コースや路面を事前に確認することも多くて。そのつど、車内でPCを広げて作業するんですが、山の中で充電が切れたら一巻の終わり。これならそんな心配もいらないですよね。やっぱり三菱ってアウトドアユーザーの強い味方。移住記念に乗り替えようかな」
モータージャーナリストが語る、「このクルマを買うべき理由」。
1回のフル充電でEV走行できる距離は57km。平日は電気で賄い、週末の遠出は主にガソリンで、というW使いができ便利です。バランスの取れたプラグインハイブリッドは、戦車のように4輪が独立したS-AWC(スーパーオールウィールコントロール)を搭載した名車ランエボ譲りの足回りも頼もしい。無駄なく駆動力をタイヤに伝えることができ、通常走行はもちろん悪路やコーナリングでも常に安定。まさに三菱の持ち味といえるヘビーデューティな4WDとちょうどいい電気の使い方がハイブリッドしたクルマ。日本は住宅事情もあり、完全なEVが根付くのはまだ先なので、今、ベストな選択肢のクルマといえるかもしれません。
石井昌道(いしい・まさみち)/1967年、東京都生まれ。専門誌を経て、モータージャーナリストに。日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を担当し、内閣府の自動運転推進委員会にも参加。