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タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
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数あるスポーツの中で、小関裕太さんが朝活として取り入れているのが乗馬。愉しみながら体幹が鍛えられ、おまけに心も癒やされる、そのレッスン風景を覗き見した。
町田市にある乗馬クラブ〈乗馬クラブクレイン東京〉が小関裕太さんのホームグラウンド。週に1〜2日、仕事前に立ち寄り、朝活するのがルーティンになっている。
「手綱を握り、馬体に当たる膝から下を締め、リラックスした状態で直立姿勢を保つのが、乗馬の基本姿勢です。やることが多くて理論を重視するあまり、はじめは頭でっかちになってしまいがちですが、慣れると、こんなに気持ちいいコアトレはありません」と小関さん。
本格的に乗馬を始めて約2年で40鞍(騎乗した回数を表す単位)以上の経験を積み、今ではこの涼しい顔。
「馬の足取りに合わせて腰を上下させる一定運動に見えますが、実は馬の一挙手一投足で馬上の状態は変わります。そのつど、バランスを保つために体幹を使ってカラダの軸を安定させるので、気付けば額に汗がじんわり」
「レベルに合わせて、常歩、速歩、駈歩とスピードが上がるにつれ、馬の動きはさらに大きくなる。でも常に馬を制御するために脚部を内に締める意識は欠かしません。たまに馬がよろけることもあって、そこで騎手が焦ると、馬も落ち着かないので、“ふぅ~”と息を吐いて自分の気持ちを整える。そうやって対話することを“馬ニケーション”と呼んでいます。馬の乱れは、つまり自分のカラダと心の乱れ。心身ともに繊細なスポーツなんです」
優雅に見えて、実は激しいフィットネス。騎乗から10〜20分もすればカラダの芯がポカポカし、“燃焼効果”も実感できる。
「舞台でダンスすることもあるので、魅せる筋肉をつけるより、動けることが肝心。幼い時から弱点だった股関節の柔軟性を高めることにも繫がりました。人馬一体となる感覚を養えたことで、カラダの細部の変化や動きに対して、すごく敏感に」
「例えば、肺がリラックスして動かしやすい状態か、内臓がいい具合にホールドされているか、といった自分のカラダのニュートラルな状態を常に意識することで、緊張する場面でも心を落ち着かせることができます。これも乗馬のおかげ」
さらなる癒やし効果も。
「騎乗前後は、お互いの気持ちをほぐす感覚で馬を手入れして、“これから乗るよ、よろしくー”、また“今日はありがとー”と心を通わせることも大事。馬もご機嫌になり、青空の下でのトレーニングが、さらに清々しく感じられるはず。これから始める方は、まず馬との触れ合いから楽しんでみてください」
創立50周年を記念し、初心者向け「乗馬スクール(45分)」(通常5,500円)が50%オフになるキャンペーンを全国38会場で実施。2021年1月1日から先着100名限定。詳細はこちらのURLにアクセスを。※18歳から75歳まで対象
※動物の愛護及び管理に関する法律」に基づき「動物取扱業登録」をしております。 会社名:株式会社乗馬クラブクレイン 代表取締役:竹野正次 種別:展示16東京都展第100403号 登録年月日:平成18年11月24日 有効期間末日:令和3年11月23日 動物取扱責任者:會田さやか
取材・文/宮田恵一郎 撮影/深水敬介 スタイリスト/吉本知嗣 ヘア&メイク/MIZUHO
初出『Tarzan』No.802・2020年1月4日発売