人体の仕組みは万国共通だが、ここぞという時に頼りにされてきた精力増強の成分は、国によって全く違う。日本ではアミノ酸リッチなマムシがおなじみだが、同じアジア圏でも国によりさまざまだ。
隣国の韓国では、ツルニンジンが有名。有効成分ランセマサイドAがテストステロンの減少を改善するとか。
タイでは副腎から分泌される性ホルモンの源であるDHEAの分泌を促すソフォンや、アルギニンが豊富なクラチャイダムなどが信奉されている。
またマレーシアではニガキ科の植物、トンカットアリの根にテストステロン増量を促す成分があるという。
おなじみのマカはペルーの高度4,000メートル級の高原に育つカブに似た根菜で、成長ホルモンの分泌を促すアルギニンが豊富だ。
またブラジルではヒユ科の多年生植物パフィアが人気。抗酸化や血流促進に働くサポニンが効くとか。現地では市販のエキスをジュースで飲むのが定番。フランスでは南西部のランド地方に育つ海岸松の樹皮から抽出したピクノジェノールを血流増加を狙って摂るそう。
奥の深〜い伝承成分ワールド。まずは一度、試してみる?