仕事上の宴会が頻繁に入る営業職のための「24時間・食生活改善プログラム」
体内時計のリズムを日々調整すれば太りにくいカラダになれる。今の習慣をちょっとマイナーチェンジするだけで、体内時計が本来のリズムを刻み始めるきっかけとなるかもしれない。人によって食事の時間はさまざま。それぞれのケース別に、食習慣を改善するTipsを考えました。
取材・文/石飛カノ イラストレーション/高橋将貴 取材協力/河村玲子(管理栄養士)
初出『Tarzan』No.776・2019年11月7日発売
7:00|起床
起床時間はいつもと変わらず。かすかにアルコールの気配が残っているのもいつもと変わらず。今日も接待の予定あり。
7:30|朝食
二日酔い気味で食欲が湧かないので具なし味噌汁を妻にオーダー。朝イチは固形物を受け付けないカラダになってしまった。悲しい。
Tips.1
二日酔いで辛くても、汁物を口にしているのはいいことです。できればここに卵を入れてかきたま状にするなどの工夫をしたいところ。少しでも調子がいいときは、ごはんを入れ雑炊風にして糖質の確保を。
8:00|出勤
いつもの時間に家を出る。通勤ラッシュのピーク時に会社に向かうのはとてもシンドい。10年前はオフピークで1時間早く家を出ていたが、今はカラダがだるくてもうそれもできそうにない。悲しい。
9:00|出社
11:50|昼食
朝メシをろくに食べていないので、やっとまともに腹が減ってきた。夜は会食なので、昼はひとりで定食屋に行く。胸やけするのがイヤなので、あまりくどくなさそうな赤魚の西京焼き定食をチョイス。
Tips.2
その空腹感は朝食抜きが原因です。夜に宴会があると分かっている日はランチの量は少し控えめにしましょう。とくに夜に米粒を食べるなら、おかずは全部食べてもいいですが、ごはんの量は半分程度に。
16:00|間食
ウコンのサプリでチャージ。気休めのようだが、こういうルーティンは意外と大事なのだ。さあ、どこからでもかかってこい(空元気)!
19:00|接待
寿司屋でおまかせをオーダー。おつまみと寿司15貫を食べる。クライアントの付き合いで日本酒2合を飲む。プライベートなら無理なく飲み食いできる量だが、なぜか胸いっぱいお腹いっぱい。
Tips.3
接待の場では食事量のコントロールは難しいと思いますが、たとえば寿司店なら、一部は刺し身だけにしてもらう、あるいは「シャリを小さめに」とお願いしてみるのも手です。
22:30|寄り道
クライアントおよび部下と別れた後、行きつけのバーに寄り、ナッツをつまみにハイボール2杯を飲む。そのまま帰ればいいとは分かっているが、接待の後はひとりで飲む習慣がついている。
Tips.4
グイグイ飲めるハイボールではなく、ウィスキーのロックにした方がゆっくり飲めて満足感が高いと思います。つまみはナッツではなく脂質が少ない野菜スティックやピクルスなどがおすすめです。
25:30|就寝
終電に乗って家族が寝静まった家に帰り着き、倒れ込むようにベッドの中へ。泥のような眠りにつく。