
リフティングは一人でできる練習の代表格であり、一定のスキル向上には役立ってくれる。しかし、リフティングを500回できる選手より、1,000回できる選手の方がサッカーが上手いのかというと話は別。
「サッカーが上手くなるためには、自分のカラダを思いどおりに動かす力が重要」。これが魔法のサッカーボール《テクダマ》のコンセプトだ。
想像以上の曲者ボール。

大きさは2号球サイズで、重さは4号球サイズ。独自のバランス設定により、予測不能な回転と不規則なバウンドをする。《テクダマ》でトレーニングすると、神経系に多くの刺激を与えることができ、しなやかなカラダの動きと、ボールを自在に操る技術が身につくのだという。

実際にやってみると、《テクダマ》は想像以上に曲者。例えばドリブル。いつもなら次のタッチを想定してボールを運ぶわけだが、不規則な回転をするため、イメージしている場所にボールが来ない(筆者がヘタすぎるわけではない、たぶん)。
それゆえ、常に自分がボールの動きに合わせられる状態でいなければならない。これは、確かにカラダを動かす能力が高まりそうである。