脚のむくみは「歩かないこと」が最大の原因。下肢の筋肉を徹底刺激せよ!
使いすぎている部位を緩める静的なスタティックストレッチと、あまり使わない部位を刺激する動的なダイナミックストレッチの2種類。トレーナーの中村正彦さんに教えていただきました。
取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/中田真代 監修・指導/中村正彦(A SIDE STRENGTH & CONDITIONING代表)
(初出『Tarzan』No.772・2019年9月12日発売)
足首の柔軟度をチェック。
ヒトの2本の脚はまたの名を“第2の心臓”という。全身の組織には四六時中、心臓から動脈を経由して血流がデリバリーされているが、静脈を介して心臓に血液を送る臓器は存在しない。とくに、心臓から最も遠い下肢の静脈血は放っておくと滞りがちになる。
で、ふくらはぎの筋肉収縮によるポンプ作用で押し戻す仕組みが働く。つまり、ふくらはぎ=心臓代わりという意味。
「筋肉による静脈還流をミルキングアクションといいますが、これがうまくいかないことで脚にむくみの症状が表れます。原因はズバリ、歩かないこと」(トレーナーの中村正彦さん)
歩行によるミルキングアクションが起こらないから脚がむくんで足首が硬くなり、ますます歩くことが億劫になってますます脚がむくむ、という悪循環に。
「ふくらはぎの筋肉に刺激を入れるストレッチや、股関節から下の筋肉を総合的に動かすダイナミックストレッチを毎日行えば、むくみ解消と歩くための下地が養えます」
むくみ解消のためのストレッチ。
1. ふくらはぎを収縮させる(左右各10回)
2. 股関節周辺をほぐす(左右各10回)
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