鍵を握るのは「深部体温」でした。忙しいドクター考案の「ぐっすりストレッチ」
取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 取材協力/白濱龍太郎(RESM新横浜院長、医学博士)
(初出『Tarzan』No.770・2019年8月8日発売)
医師自らの悩みから生まれたストレッチ。
医者の不養生というけれど、現場の医師は当直や急患などで眠りのリズムが乱れるケースも少なくない。そんな自らの悩みから生まれたのが、白濱龍太郎先生(RESM新横浜院長、医学博士)の「ぐっすりストレッチ」。1分間×3ステップのわずか3分で終わるから、ドクターのように忙しい人でも生活に取り入れやすい。
「眠れないと悩む患者さんにも試してもらったところ、想像以上に効果があると喜ばれています」
鍵を握るのは、やはり深部体温。下記で紹介する3ステップで夏の快眠を手に入れよう。
1. 1分間首もみストレッチ
ステップ1では、眠る1〜2時間前にやや熱めのシャワーを浴びて深部体温をひとまずアップ。浴槽入浴と組み合わせると一層効果的だ。
2. 1分間腕回しストレッチ
ステップ2は眠る寸前に肩甲骨を動かして筋肉の緊張をオフ。肩甲骨の間にあり、体熱を作る褐色脂肪細胞を刺激して深部体温を高める。
3. 1分間足首曲げストレッチ
ステップ3はベッドや布団で。ゆったりした呼吸で副交感神経が優位になる体内環境を整えつつ、上がった深部体温を下げて深い眠りへ誘う。