• シューズは山で速く走るための“船”(トレイルランナー・上田瑠偉)のバディ
COLUMN
2019.10.11

シューズは山で速く走るための“船”(トレイルランナー・上田瑠偉)のバディ

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欧米では広く認知され、大規模な世界大会も数多く存在するなどトレイルランニングより競技色が強い「標高2,000m以上の高所山岳における快速登山」と定義づけられるスカイランニング。上田瑠偉選手はその最高峰、スカイランナー・ワールド・シリーズに参戦しており、2019年6月のイタリアでの第6戦では日本人初優勝の快挙を達成。その際に履いていたのがこの〈コロンビア モントレイル〉のシューズだ。

トレイルランナー・上田瑠偉
上田瑠偉(うえだ・るい)/1993年、長野県生まれ。佐久長聖高校を経て早稲田大学でトレイルランニングを開始。以来、国内のみならず世界各国の有名レースでも優勝。コロンビアスポーツウェアジャパン所属。

何を選ぶかで勝負の行方が変わる。

トレイルランナー・上田瑠偉
より良質なギア&シューズを開発するために、その名の通り2ブランドの技術を結集して2017年に始まった〈コロンビア モントレイル〉。この《ログF.K.T.II》は、無駄を削ぎ落とした軽量アッパーに深い溝を備えたアウトソールが険しい山岳や土のトレイルでの攻めの走りをサポート。

「ブランドの中では特に軽いタイプで、ソールが薄めなので地面の感覚も摑みやすい。また他のトレランシューズと比べてソールのラグ(凹凸)の間隔が広いから泥離れもいいんです。距離が50㎞以上になるとソールのプロテクションをより重視することもありますが、近年は距離が短いレースをメインにしていることもあって軽さが一番のプライオリティになっていますね」

軽さや裸足感覚を大事にしているため、レースには常にフレッシュな状態のシューズで臨むことも心がけているそうだ。

「シューズは“船”。フィットしていなかったり劣化していると自分そのものが沈没してしまう恐れがあるというか、すなわちいい走りができなかったり怪我に繫がる最大の要因になります。山を走るのに海に喩えるのもちょっとおかしいですが(笑)、それくらいシューズのセレクトやコンディションが走りを大きく左右するんです」

text: Kai Tokuhara photo: Yoshio Kato illustration: Shinji Abe

(初出『Tarzan』No.770・2019年8月8日発売)

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