【今回の筋肉】
トレーナー・有馬康泰さん
均整のとれた逆三角形が『フィジーク』で勝つうえでマスト。三角筋と広背筋は2012年から大会に出場している私の競技人生…いえ、30年以上にわたる筋トレ人生を物語る筋肉です。
中学入学から大学卒業まで陸上競技をしていて、種目は短距離走と走り幅跳びでした。そんな私が筋トレに目覚めたのは日体大に入学してからのこと。陸上の競技力を伸ばすべく学内のトレーニングセンターに通ううちに腹筋が割れ始めて、ハッとしました。
「ケンシロウに近づいている!」。実は私、筋金入りの『北斗の拳』ファン。強くたくましく心の優しいケンシロウは昔から憧れの男でした。体型も然りで、彼は見事な逆三角形。鍛えた分だけ彼のカラダに確実に近づくと気づいてから、競技力向上にはほぼ関係ないダンベルカールやショルダープレスにも手を出すように。
大好きな筋トレを仕事にするのは私の中では自然な流れ。大学卒業後から今までトレーナーとしてキャリアを重ねてきましたが、どれだけ忙しくても日々の筋トレは欠かさず。その甲斐あって学生時代から一度も6パックが脂肪に埋もれたことはありません!
今の個人トレは1回45分〜1時間、オンは週5ペースです。あとは去年からほぼ毎日有酸素運動を。というのも、我が家の柴犬が運動が大好きで、毎朝30分ほど一緒にラン。その習慣ができてからさらに程よく絞れて、オフでも体脂肪率10%前後をキープできています。
筋トレにおける永遠のテーマは“快適なカラダをつくること”。お金を投資すれば快適な環境はつくれますが、快適なカラダは運動・食事・休息の3要素を満たさなければ手に入らない。その一端を担うのがトレーニングです。快適なカラダになればなるほど、生活全般のパフォーマンスが上がる。筋トレで得られる恩恵って本当にスゴいと思うんです。