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地面からの“跳ね”を感じる、走るリカバリーシューズ|アキレス『アダクター2』

梅雨入りする前に走り込みを!と意気込んでいるランナーは多いことだろう。しかしこの時期特有の快適な気候は、ランナーを「走りすぎ」にしてしまう。とくに初心者など、ついつい長い距離を走っているうちに「あれ、膝が…」。せっかくランニングが好きになったのに、膝を含めた脚の故障で短期間でやめてしまう人のなんと多いことか。そんな人に適したシューズがある。アキレス「メディフォーム」シリーズの最新型『アダクター2』だ。

メディフォームは「メディカル」と「フォーム」(発泡体)を合わせた、アキレス独自のポリウレタン製ソール素材の名称でもある。素材開発は2年以上。国内外のトップ選手、市民ランナーの試し履きと改良を重ね、従来のEVAソールよりも反発弾性約50%増、衝撃吸収性10%増、耐久性に至っては3倍というハイスペック素材を完成させた。

一般的にソールは反発力を高めようとすると、必然的に厚みが増して着地時に足首を捻る危険性が高くなる。しかしこの素材はそもそも反発性と衝撃吸収性に長けており、10mの高さから厚さ3cmのシートに生卵を落とす実験でも卵は割れず、5m以上跳ね上がったという。つまりソールを厚くする必要はなく、その分捻挫などのリスクは軽減する。

アキレス〈メディフォーム〉シリーズの最新《アダクター2》
メディフォーム《ADUCTOR2 MF-204ワイド》13,000円。サイズは25.0~29.0cm(メンズ)、22.5~25.0cm(ウィメンズ)。メンズはレインボーカラーのみ。ウィメンズはグレーとパープルの2色展開。商品には「キャタピラン」のほか、通常の靴紐も同梱されている。問い合わせ/アキレス(TEL)0120-894192。シューズオフィシャルサイト https://www.achilles-shoes.com

もうひとつの特徴が「キャタピラン」と呼ばれる靴紐。これがなんと、結ばなくてもいい仕様なのである。紐の両端が瘤状になっていて、その両端を対角線上のシューホールに通すことで締めたり緩めたりが簡単に行え、途中でほどける心配もない。さらにはゴムのような伸縮性があるため、着地時に接地面積が広がって安定感が増し、蹴り出し時のパワーを地面に伝えやすいメリットがある。

実際に履いてみると、足入れした時は柔らかいアッパー素材とホールド性の高いヒールカウンターのおかげで包み込まれるような感覚。特に爪先部分に余裕があり、足指をしっかり動かすことができた。

肝心のソールは、「跳ねる」感覚がある。地面から素早くポーンとレスポンスを得られると言えば的確だろうか。それでいて着地安定性は高く、その点の不安はまったくない。

〈メディフォーム〉は「走るリカバリーシューズ」と位置付けられている。ランニングシューズとしての機能を十分備えながら、誰にでも起こり得るケガを未然に防ぐ。普段から舗装路を走る機会の多いランナーにこそ試してほしい、安心して履けるランニングシューズだ。

取材・文/黒田 創 イラストレーション/羽鳥好美

(初出『Tarzan』No.764・2019年5月9日発売)

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