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考えうる最もハードな雪山の環境でテストを重ねたバックパック(プロスキーヤー・河野健児)

雑誌『ターザン』の人気連載〈It's My Buddy!〉より。


プロスキーヤー・河野健児
プロスキーヤー/河野健児(こうの・けんじ)/1983年、長野県生まれ。10代からフリースタイルスキーの一種であるスキークロスの選手としてW杯を転戦。現在はバックカントリーの普及・開拓やスキー板などのギア開発に携わる。(初出『Tarzan』No.762・2019年4月4日発売)

過酷なテストを重ねて結実した性能

かつて国内屈指のスキークロス選手としてW杯などで活躍した河野健児さん。現在は競技のシーンを退き、故郷の長野・野沢温泉を拠点にバックカントリースキーの普及やギア開発、さらにSUP(スタンド・アップ・パドルボード)のインストラクターなど多岐にわたる活動を行っている。

「競技者としてスキークロスのレースに出ていた頃はすべてが自分のリザルトのためでした。でも今は、冬はスキーやスノーボード、夏はSUPなどを楽しむ方々によりよいギアや環境を提供し、アウトドアでの時間を快適に過ごしていただくことが大きなモチベーションになっています」

プロスキーヤー・河野健児が愛用するバッグ
《チュガッチ》は〈ザ・ノース・フェイス〉でトップクラスの機能美と耐久性を誇るプロアスリートやクライマー御用達のアルパインパック。容量は45Lと35Lの2種類があり、河野さんは後者を愛用。左が現行モデルで右は絶賛テスト中という来秋冬発売予定の最新型。「新作はサイドのスキーキャリー用ストラップにずり落ち防止ストッパーを付けるなど、さらに機能をアップデートしています」。取材直後も、この右のパックを携え北海道・利尻島へのスノートラベルへ。

そんな彼が日々、多くの時間を共有しているのが〈ザ・ノース・フェイス〉のバックパック《チュガッチ》だ。防水性や摩擦強度に優れたコーデュラナイロン素材はもちろん、スキー&スノーボードのキャリーシステム、メインコンパートメントへのアクセス機能、いかなる環境でも使いやすく考慮されたアバランチギアポケットなど、細部まで河野さんのアスリート活動からのフィードバックが反映されている。

「考えうる最も過酷なエクスペディションでテストを重ねているので安全性に優れたギアを作ることができている自負はありますし、モノからアウトドアに興味を持ってもらえるようなデザイン性も兼ね備えています。自然の中で遊ぶ、という行為は人の人生においてとても重要なこと。それを、ギア作りという形でも発信できていることはスキーヤーとして幸せなことですね」

text: Kai Tokuhara photo: Yoshio Kato illustration: Shinji Abe

(初出『Tarzan』No.762・2019年4月4日発売)

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